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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
数回に渡ってお送りしてきたこの欧州昇格降格事情も、
先週末のリーガ・エスパニョーラ・プリメーラ&セグンダの終了に伴い
決定版ができますので、今回が06/07シーズン編は最終回となりました。
一部の方から得た好評が、めんどくさいリサーチの原動力となったこのコーナー。
では、いっちゃいましょう。
まずはイングランドから。
プレミアリーグは最終節を待たずしてワトフォードとチャールトンの降格は決定済。38ptsのシェフィールドU、ウエストハム、35ptsのウィガンの残留争いになりました。そんな状況下で最終戦に残されたカードはシェフィールドU×ウィガン!そして結果は、ウィガン先制→シェフィールド同点→ウィガン勝ち越しの2対1。得失点差ではウエストハムが最も劣るため、彼らは引き分け以上が残留条件でしたが、ユナイテッド相手のオールド・トラッフォードでテベスが貴重なゴールを決め勝利。結局、最終戦までは3チームの中で最も上位にいたシェフィールドUが降格という結果になったのでした。
チャンピオンシップ(2部相当)も、サンダーランドとバーミンガムは早々と昇格決定。昇格プレーオフ準決勝の組み合わせは、ダービー×サウサンプトンと、ウエストブロムウイッチ×ウォルバーハンプトンとなりました。後者は、アウェイで逆転勝ちしたウエストブロムがホームでも勝って決勝進出を決めたのですが、凄かったのは前者。まずセインツホームの1st-Legはダービーが1対2で逆転勝利。しかし、2nd-Legではセインツが89分に決勝ゴールを奪って2対3で競り勝ち、合計4対4で延長戦へ。それでも決着がつかずPK戦にまでもつれ込み、4対3でダービーが勝利を手にしたのでした。そして翌週ウェンブリーに7万人を超える観衆を集めて行われた決勝は、勢いそのままにダービーがピアソンのゴールを守りきって1対0の辛勝。見事、プレミアリーグ昇格を決めるという、ドラマティックなプレーオフだったようです。
さて、イタリアです。
ここも最終節前の時点でアスコリとメッシーナはサヨナラ決定。あと1枠を巡って、最大8チームに降格の可能性があるというとんでもない展開になってしまってました。対象チームは、40ptsのカリアリ、リボルノ、トリノ、39ptsのキエーボ、パルマ、38ptsのカターニャ、37ptsのレッジーナ、シエナ。しかもカターニャ×キエーボ以外にこの8チームの直接対決は1試合もないというバラケ具合。そんな中、まったく予想がつかずに迎えた最終節。まず、シエナはラツィオに2対1で勝利→40ptsに。レッジーナはなんとミランに2対0で勝利→同じく40ptsに。パルマもエンポリに3対1で勝利→42ptsへ。そして最注目のカターニャ×キエーボが2対0のカターニャ勝利に終わったため、都合4チームにまくられたキエーボが大逆転降格の憂き目を見ることになったのでした。Foot!でもロケに行ったことのあるクラブだけに、早期復活を祈ってます。
で、セリエB。やはりユベントスは強かった!結局28勝10分け3敗で1年でのA復帰を果たしています。自動昇格枠の2位争いも完全にジェノアとナポリの一騎打ちに。迎えた最終節はこの2チームの直接対決。結局スコアレスドローに終わり、前節まで2位だったナポリが自動昇格を決めたのですが、4位ピアチェンツァがなぜかトリエスティーナに引き分けたため、3位と4位の勝ち点差が10以上の場合は自動昇格という法則が適用され、4チームでのプレーオフは開催されずにジェノアがサクッと上がっちゃいました。コレ、5位と6位のチームはピアチェンツァ恨んだだろうなあ。まあ他力じゃなくって自力で上がれよっていう教訓なんですかね。
そして終わったばかりのリーガ・エスパニョーラ。
ヒムナスティックはとうの昔に落っこちてますが、残りの2枠は激戦に。37節終了時で37ptsのベティスとビルバオ、36ptsのセルタ、34ptsのソシエダというリーガファンなら思い入れのある人が多そうな4チームがヒリヒリしてたわけです。そして先週末。同時キックオフの中、最初にスコアが動いたのはソシエダ。3分にガリターノのゴールで先制しますが、次に動いたのもここ。6分バレンシア・ビジャの同点ゴールを浴び、3分で再び降格圏へ。加えて20分にオウンゴールでバレンシアに追加点を許し、ソシエダは瀕死状態に。次に動いたのはセルタのゲーム。26分にヘタフェに先制され苦しくなりますが、36分にバモゴが同点ゴールを奪い、やや持ち直します。続いては37分、ソシエダのディアス・デ・セリオが同点ゴール。ここまでが4会場の前半で動いたスコア。この時点でのポイントは、ベティスとビルバオが38、セルタ37、ソシエダ35となってました。さあ、そしてシーズン3420分中、最後の45分間。まずサン・マメスが沸騰。オウンゴールでビルバオが先制点を挙げます。次に沸騰したのはバライードス。67分レキの逆転ゴールで2対1に。ここでとうとうセルタがベティスを1pt上回ります。77分、ゴールはビルバオ・ガビロンド。2点のリードを奪ったビルバオはかなりのアドバンテージを得ました。いよいよ佳境も佳境の残り10分間。ここでようやくエル・サルディネロが動きます。80分エドゥー。ベティス先制。再びセルタが降格ゾーンへ。82分、オウンゴールでバレンシア勝ち越し。ソシエダは絶望的な状況に叩き落されてしまいます。意味のある最後のゴールは90分エドゥー。ベティスがアウェイで0対2。死の淵から這い上がったバロンピエはエドゥーさまさまですね。最後に95分、ソシエダが意地のオウンゴールで追いつきますが、これぞまさに“焼け石にオウンゴール”。激闘の末に降格したのは、セルタ、ソシエダの2チームという結果になりました。いやあ、ベティス残りましたよ。ホント携帯の速報サイト見ながらドッキドキしてました。いやあ、疲れた… ああ、上がってくるのはやはりバジャドリー、アルメリア、ムルシアです。ドラマ性なし。
あとは前回もご紹介した4カ国をフラッシュで。
ブンデスリーガは、マインツ、アーヘン、ボルシア・メンヘングラートバッハが降格。替わってカールスルーエ、ハンザ・ロストックに加えてフライブルクを得失点差で抑えたデュイスブルクが昇格となりました。フランスは、リーグ・アンからトロワ、ナント、スダンが降格。リーグ・ドゥから上がってくるのはメツ、カーンとパパンが監督をやっていた(けどやめちゃった)ストラスブールとなっています。ポルトガルはベイラ・マルとアヴェスが降格。レイソエスとギマランエスが昇格となりました。
オランダは結局前回もお伝えした通り、エールディビジブッチギリ最下位のデンハーグとエールストディビジ(2部相当)ブッチギリ優勝のデ・グラーフシャーフは自動昇降格。そして、1部の16位17位と2部の2位〜9位の10チームで行われたスーパー昇格プレーオフ(前回8チームでのプレーオフと書きましたが10チームの誤りでした。ごめんなさい。)も結果が出てます。ですが、正直このプレーオフのレギュレーションよくわかりませんでした。最初に2部の6位と9位、7位と8位がファーストラウンドとして潰し合い、次に前者の勝者が1部の17位と、後者の勝者が1部の16位と、さらに2部の2位対5位、3位対4位がベスト8的に戦います。ここでどうしても理解できなかった出来事が。それは1部の17位RKCと2部の6位だったドルトレヒトの一戦なんですが、この対戦はお互いにホームで2対0の勝利を収めたため、合計スコア2対2の末にPK戦でドルトレヒトが勝利したんです。いや、したはずなんです。しかし、なぜかその4日後に再びこの2チームが対戦して3対0でRKCが勝っちゃってるんですよ。あといくつか腑に落ちないことはあるんですが、キリがないので割愛します。結果、エクセルシオールは残留。そしてRKCを破った2部2位のVVVフェンロが来季の昇格を決めています。
いやあ、すっかり長文になりましたが最後までおつきあいして下さった皆さん、ありがとうございました。さすがに書くのにもメッチャ時間かかりました。また来シーズンも適当にお送りしたいと思います。写真は混乱の模様。
AD土屋
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