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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年06月27日

J2第24節 湘南×京都@平塚

foot!
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3位京都は38ポイント、そして4位湘南は36ポイント。湘南から見れば勝利して京都を抜き去り3位に、そして仙台の結果次第では2位にまでジャンプアップする可能性を持って臨んだ第2クール屈指の好カードは平塚競技場で行われました。試合は3分に動きます。斉藤大介が前方へ蹴り出したフィードはDFラインの裏へ。するとパウリーニョが一瞬躊躇したGKをヘディングでかわして無人のゴールへプッシュ。いきなりアウェイチームがアドバンテージを得ました。ただ不意を突かれた湘南も19分、永里が粘ったボールをアジエルが繋ぎ、田村へ。右サイドからクロス気味に蹴られたボールはわずかにDFに当たるとそのまま二アサイドを破りゴール。早い時間で均衡を引き戻すことに成功します。その後もワンプレーずつの反応で格段に勝っていた湘南が、ややスピード対応に難のある京都CBの裏へとシンプルにボールを送り込むことでペースを握り、37分には直接FK、39分にはアジエルのスルーパスを受けて共に加藤望が「あれが入っていたらこのゲームはどうなっていたかわからない」と京都・美濃部監督が振り返った決定機を迎えましたが、前者は右の、そして後者は左のポストに阻まれ、勝ち越すことはできず。すると「往々にして失点の可能性がある」(湘南・菅野監督)逸機直後の41分、徳重の直接FKがネットを揺らし、劣勢だった京都が再び1点のリードを奪いました。決して悪くない45分をビハインドを負う形で終えた湘南にとって、巻き返すために必要だったのは後半こそ立ち上がりに失点をしないこと。しかし52分に得点が記録されたのは京都。クリアが小さくなったところを倉貫が豪快に左足で決めて1ー3。2点差がついてしまいました。一気に苦しくなった湘南は頼みのアジエルも「ボールを受ける位置が低過ぎた」(湘南・浅野コーチ)ことと「他のチームより相手のボランチが堅かった」(同)ことで効果的なプレーを繰り出すことができず、攻撃も手詰まりに。84分にはカウンターからパウリーニョにダメ押しの4点目を奪われ万事休す。2分後には北島のゴールで1点を返しましたが、結果は2ー4。平日にも関わらず今季最多となる7968人が詰め掛けたスタンドに勝利を届けることはできませんでした。特に前半はかなり面白い試合だったと思います。ただ「1つ1つのプレーのクオリティの差が我々と(京都と)のわずかの差。でもそれが4失点という部分にも現れている」という菅野監督の言葉が、この試合から見えた両者の現時点での違いを、端的に表しているように感じました。  AD土屋




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