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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年06月13日

J2第21節 草津×東京V@敷島

foot!
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試合後の会見で「勝ち点3が欲しかったゲーム」と植木監督が開口一番発した通り、草津にとっては"勝ち点1を獲得した"というよりは"勝ち点2を失った"という意味合いの強いゲームになりました。5失点を喫した衝撃的な開幕戦の相手に対して、この3ヵ月での成長を是が非でも見せ付けたい草津は、前回の対戦時とは異なり普段どおりの4ー4ー2でスタート。逆に服部を出場停止で欠き、ゼ・ルイスと土屋も負傷中の東京Vは、6試合ぶりに4バックを採用。右SBには、今季初出場となる一柳を起用しました。戸川と富澤も4バックのセンターで組むのは初めてのいわば急造DFラインに対して、序盤の草津は「使われるんじゃないかなと思ったらその通りだった」(東京V・ラモス監督)裏へのフィードを多用。これが奏功し、20分には櫻田の縦パスを受けた松浦がうまくDFラインと入れ替わります。しかし完全な1対1は吉原の飛び出しをかわせず、絶好の先制機ははかなく消えました。東京Vは、調子の上がってきたディエゴがフッキとのコンビネーションからゴールへと迫りますが、やはり中央での細かい攻撃が多く、粘り強い相手ディフェンスを崩し切れません。草津の守り方で興味深かったのはフッキがボールを持つと、間合いを作られる前に飛び込んで奪うシーンが多く見られたこと。一度自分の形に持ち込むと凄まじい突破力を見せる彼も、これにはかなり手を焼いていたように映りました。ただそれでも個の力で何回か決定機を作るのはさすが。24分と39分にはブラジリアンコンビでダイレクトワンツーからシュートへ持ち込みますが、ゴールは生まれず0ー0で前半は終わりました。後半は草津がその大多数の時間でペースを握ります。その要因の1つは、前節からスタメン起用されている左SBの吉岡。横浜FCからレンタル中、今日がJ通算2試合目となる19歳のレフティーは「起点になって周りも動きやすい」と植木監督も評価したように、積極的にボールを呼び込んで前へ出ていきます。右の鳥居塚も合わせて、両SBが高い位置をキープしてボールを収めたことが、いい流れを作っていたように感じました。ただシュートが入らない!ラスト5分は、平日ナイターにも関わらず今季2番目に多い5142人を集めた敷島のスタンドは沸き続けます。しかしその後に続くのは大きなため息。「最後の方は負けなくてよかったと思う」とラモス監督もヒヤヒヤしましたが、結果はスコアレスドローでした。会見後、挨拶しに行くと「ね、よくなってるでしょ。あとちょっとなんだよ。」と何とも複雑な表情を浮かべた植木監督。手応えは確かに掴んでいるようですね。しっかりボールを繋ぐスタイルはだいぶ浸透しています。日曜日の水戸もそうでしたが、なかなか順位に表れないチームもいいサッカーを志向していたりするので、やはり実際に現場で見てみないとわかりませんね。ああ、この試合平畠さんも来てましたよ。間違いなくあの人は世界で一番J2に精通している芸人さんですな。写真は群馬県内のセーブオンで発売中、「ザスパ草津監督植木繁晴のカレーなる戦略〜ザスパ草津もっと勝つカレー」。6月25日までの発売なのでお求めはお早めに。   AD土屋




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