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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年06月17日

J1第15節 FC東京×浦和@味スタ

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3分、チェックに来た梶山を弾き飛ばしたワシントンの目の前にはハッキリとゴールへ直結する一本の道筋が。これを元セレソンが見逃すはずもなく、「誰が行くの、という間にドリブルで持って行かれて」(FC東京・原監督)シュート。土肥が弾いたこぼれに反応したのは、A3には出場していたもののJリーグは今季初出場の田中達也。アウェイゴール裏を赤で塗り潰したサポーターが最もゴールを期待した男の復活弾が決まった時点で、FC東京にとっては難しいゲームになってしまいました。ただ、前半の東京もチャンス自体は浦和より多く、11分鈴木、17分も鈴木、28分は川口、35分金沢がエリア内からゴールを狙います。しかしその全てが利き足とは逆足でのシュート。特に鈴木の2つのシーンは、DFもあえて縦を切って対応していたため、カットインせざるを得ない状況をうまく作り出していました。やはり前節繰り出された2発を受けての対処法をしっかり実行していたのではないでしょうか。後半も立ち上がりは東京が圧倒します。前半は完全に相馬に押し込まれた徳永も持ち直し、その徳永と鈴木の両サイドへ散らしてからのクロスが幾度となく蹴り込まれましたが、中の動き出しの工夫、そして何よりクロスそのものの精度が低く、ゴールを脅かすまでに至りません。そして「流れがよかったが点が取れなかった」(FC東京・原監督)時間帯が過ぎ去った65分、ポンテのCKが最後はDFに当たってオウンゴール。リーグで2番目に失点が少なく、1試合3失点は一度もない浦和は限りなくセーフティリードに近い点差を得ることになりました。2点を追う原監督は馬場と平山に活路を見いだしますが、パワープレーもことごとく跳ね返され、ゴールが生まれそうな予感のないまま90分と2分は過ぎ去り、東京にとって初タイトルを勝ち得た2004年のナビスコ決勝以来となる対浦和勝利はまたもなりませんでした。試合を通じてチャンスは東京の方が多かったし、交替のカードを効果的に切ったのも東京だったと思います。それでも勝ち切ってしまうところが、浦和の強さなんでしょう。なかなか組織的にプレスで追い込んだりというのはありませんが、個の能力であれだけ守れてしまうのは圧巻です。特に今日はリーグ4試合ぶりのスタメンとなった長谷部が激しいプレスで中盤を引き締めていたように感じました。A3直後でのアウェイ勝利は、前日首位のG大阪が勝ち点3を積み上げたことを考えても意味のある結果のはず。試合中にワシントンとポンテが何やらもめていたのは気になりますが、まあこの勝利でそれも吹き飛んだことでしょう。J1はちょっと2チームが抜け出した格好になりましたね。   AD土屋




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