世間のノリとしては、消化試合って感じだったと思うんです。
でも、普段いろんなカテゴリーを見ている人にとってはワクワクするようなメンバー。
ひそかに「コイツが五輪代表に入ったらなあ」と思っていたような選手が
結構見られそうという意味では、期待値高い試合でした。
実際、前半に限って言えば今までの五輪代表のゲームの中でも
面白い方だったと思いますが、後半はやっぱり“五輪代表”でしたね。
ただ学生の初招集組、鈴木修人（早稲田大学4年）と長友佑都（明治大学3年）は
ゴールという部分を差し引いても十分アピールしていたと思います。
“マムシの祥平”こと小椋祥平（水戸）もワンボランチをうまくこなしてました。
あと私が今日一番期待して見ていた萬代宏樹（仙台）。
PKは決めましたが、前半うまいラインのすり抜けから迎えた決定機は
キッチリ決めたかったですねえ。シュートの一つ前のコントロールがもう少し
中に持ち込めていたら、シュートコースの可能性も広がったのですが。
さらに後半の枝村からのパスで迎えた決定機は、言い訳しようがないもの。
ただ、仙台でのプレーを見る限りではポテンシャルは証明済み。
もう機会も限られているので現実的ではないのですが、
ずっと代表で試合に出続ければ十分戦力として計算できると思ってます。
最後に、今回未招集だった選手で個人的に見てみたい人材を挙げてみます。

狩野健太（横浜FM・MF）1986・5・2　波の大きさはあるがテクニックは随一
乾貴士（横浜FM・MF）1988・6・2　所属チームで出番失うもドリブルは魅力
原一樹（清水・FW）1985・1・5　五輪代表に少ない裏に飛び出せるFW
前田俊介（大分・FW）1986・6・9　新天地で2年前の輝き取り戻せるか
石井謙伍（札幌・FW）1986・4・2　確かな技術と冷静な決定力が光る
鎌田次郎（流通経済大・DF）1985・7・28　U-21時に招集歴あるDFリーダー
菊地光将（駒澤大・MF）1985・12・16　脅威の高さ誇るエアマスター
塚本泰史（駒澤大・DF）1985・7・4　キック精度に定評のあるSB
渡邉千真（早稲田大・FW）1986・8・10　何でもこなせる万能型ストライカー
楠神順平（同志社大・MF）1987・8・27　トータルでの能力は後輩の乾を凌ぐ

こんな感じでしょうか。
写真は、そんな大学生たちをまとめて見られる率の高い西が丘。

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