今日は西部さんをお迎えして、一昨日ファイナルを終えたばかりの
06/07UEFAチャンピオンズリーグの総括をお送りしました。
私が面白いなあと思ったのは、番組中にもご本人がおっしゃってましたが
西部さん、私が出してる「あと○分」っていうカンペを見るんですよね。
で、その時間内でまとめてくれると。これ、ゲストの方では珍しいことなんです。
個人的にはそこが印象に残りましたし、前回のご出演時以上に
だいぶ軽快にお話してくださったんじゃないかなあとも思います。
それでは、西部さんが展開したチャンピオンズリーグ総括の“総括”をクラブ別に。
（ミラン）
・シーズン初めは調子が悪かったのでチャンピオンズに切り替えられた。
・捨て駒1トップではあるが、ズルズル下がってこないのは立派。
・カカに前を向かせるためにどうするかというサッカー。
（リヴァプール）
・緻密で穴がなく、みんなすごくよく働き、相手を打ち消す力に長けている。
・ジェラードは中心選手だが、あくまで駒の一つであり、
　彼がいなくても戦術自体は変わらない。これがカカやドログバと違うところ。
・シーズン当初からターンオーバーをしていたので、疲労度がやや少なかったが
　リーグ戦を戦うには向いていなかった。
（チェルシー）
・オーナーが獲ってきたシェフチェンコ、バラックを使わざるを得なくなって
　うまくいっていた4-3-3を放棄して、4-4-2にしたため後退したのは否めない。
・ドログバの頭めがけて蹴る原始的なサッカーだったが、それを
　可能にするドログバの能力はやっぱりすごい。
（マンチェスター・ユナイテッド）
・攻め倒すというチームだけに、ホームの神通力は大きいがアウェイとの差が大きい。
・ルーニー、ギグス、ロナウドなど「個」の分、破壊力はあったがディフェンスは弱い。
・今回は国内リーグに対しての比重の方が大きかった印象。
（ローマ）
・突出した個を最も生かしていたのはこのチームかもしれない。
・“運動量”には値段がつかないが、そういう選手を集めれば
　ある程度はできるということを証明したと思う。
・トッティに当てたボールに対して、4・5人が追い越して来る。
・トッティ以外は「ひと山いくら」の選手だからね。
（バルセロナ）
・補強も完璧で非の打ち所がないと期待していたが、非の打ち所ばっかりだった。
・やり方がバレてた。リヴァプール戦は3トップが完璧に抑え込まれた。
・エトーが壊れたのがやはり痛かった。
・3-4-3がうまくいってたら、企画的には面白かった。

総合的には…
・相手のいい所を打ち消すというのが今回の潮流（ここ最近はずっと）。
・ハードワークで打ち消せない“モノ”を持っているチームが勝ち上がって来た。
・ワールドカップの翌年、コンディションよくないというのはやはりあるだろう。
・前回のビジャレアルみたいなサプライズが今回はなかった。
・オールド・トラッフォードやアンフィールド、サンシーロなどホームでマジックを
　持っているチームは有利。チェルシーやリヨンはそのあたりがなかった。
　やはりホームアンドアウェイなのでスタジアム含めクラブの総合力が問われる。
　どこも紙一重だし、獲れると思って獲れるタイトルではない。
　本当にクラブとしての力が出せたチームはそんなになかった。
・07/08の優勝はマンチェスター・ユナイテッド！

といったところでしょうか。いやあ、終わっちゃったって感じですねえ。
06/07シーズンも本当に終盤を迎えています。ちょっぴり寂しい今日この頃…
しかし、西部さんもイラスト描いてくれちゃったし、
ウチの番組にも“画伯”が溢れかえってきました。ねえ、画伯。

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