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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年05月20日

J1第12節 横浜FM×FC東京@日産

foot!
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前節千葉に快勝したFC東京はスタメンをまったく変えず、左にはリチェーリと鈴木規郎をタテに並べることでサイドでの優位性を取りに行きます。一方の横浜FMは右SBに田中隼磨ではなく那須を起用するなど明らかにこのサイドを意識した布陣。逆も含めてサイドでの攻防が鍵を握りそうな予感で試合が始まりました。意外にも序盤最も目立ったのは那須。大島の安定したポストワークもあって、積極的なオーバーラップで東京を押し込みます。開始15分は一方的な横浜ペースで推移しました。試合前、「アウェイで下がっていくとせっかくの(前節での)勢いがなくなるので行け」と話したという原監督は、前半途中でリチェーリと川口に「プレスをかけても蹴られたので、少し下がってからやる」ように指示しプラン変更。これで逆に低い位置ながらリチェーリがボールをよく受けられるようになり、リズムが出てきます。結局サイドでの主導権はどちらにも傾くことなく、序盤の横浜以外はあまりゴールへの匂いが漂わないまま、前半はスコアレスで終わりました。後半も動きの少ない展開の中、原監督は60分に川口に替えて石川を投入、一方の早野監督は62分に吉田と狩野をスイッチと早めに手を打ってきました。しかし試合は意外な形で決着を見ることになります。68分、発熱を押して出場していたルーカスに替わって福西が登場、するとファーストタッチは30メートル近いロングシュートとなり、これが信じられない軌跡を描いてゴールネットへ到達。原監督も「サイドを変えてくれとは言ったけど、シュートを打てとは指示を出してません(笑)」と驚く一撃で東京が先制しました。予期せぬ失点を喰らった横浜はハーフナー・マイクをパワープレー要因として投入、ラスト15分はこれまで以上にロングボールを放り込みますが、体を張った東京DF陣の前に不思議とゴールが生まれそうな空気は乏しくタイムアップ。東京が今後への足掛かりとなりそうな連勝を決めました。非常に評価が難しい試合だったと思います。最後まで試合の天秤はどちらにも傾かなかったし、ゴールへのアクションも好調時に比べれば共におとなしかったですから。ただ、東京のベンチには出場した浅利、石川、福西以外にも栗澤や金沢などつい最近までスタメンだった選手がゴロゴロ。今日はお互いのチームの選手層が、わずかな差となったといったところでしょうかね。  AD土屋




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