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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年05月12日

J1第11節 柏×大分@日立台

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ここリーグ5試合での勝利数は共に1。スタートダッシュの差が、4位と15位という現在の位置を表しているような柏と大分の一戦は、柏にとって今シーズン3戦3勝、真のホーム日立台で行われました。まず最初に黄色で染まったスタンドを沸かせたのは、4試合ぶりにピッチへと戻ってきたフランサ。8分、永井からのスルーパスを受けると完全にGKと1対1に。「GKのポジションを見て右に流した」という冷静なゴールで柏が早くも先制します。さらにボルテージそのままに、11分には永井のCKを李が頭でねじ込み、早くも2点差がついてしまいました。大分は、高松にクサビを当てるのか、アウグストに集めるのか、サイドから崩していくのかが曖昧で、攻撃の形ができません。逆に柏はフランサという明確なターゲットが復活したことで、鈴木、菅沼、李が躍動。決定機こそ多くはなかったものの、相手を押し込む時間が続き、会心の出来とはいかないまでも危なげなく45分を終えました。反撃したいシャムスカ監督は、後半開始から金崎を投入。するとこのルーキーが中盤で積極的にボールへ関与してリズムを作ったこと、また柏が「サイドでプレスがかからず、(全体のラインが)後ろに下がってしまった」(石崎監督)ことで、やや大分がペースを取り戻します。しかし、再三のセットプレーなどからつかんだチャンスにも「最後のツメが甘く」(シャムスカ監督)、対する柏もカウンターから何度もゴールチャンスを創出し「3点目を狙いにいったが決め切れず」(石崎監督)、やや試合自体が中だるみの印象を濃くしていきます。大分は、60分セルジーニョ、76分は松橋優とアタッカーのカードを切り、前がかりになって攻めますが、83分、中盤での軽いプレーを発端に上本が谷澤を倒して2枚目のイエローで退場。88分には松橋優が谷澤を小突いて一発レッドと、最後は自滅に近い形で最後までゴールは遠く、柏が3試合ぶりの勝利を今シーズン7度目の完封で飾りました。正直、柏は内容決してよくなかったです。特に後半はかなり後手に回る時間も長く、苦しい展開でした。だからこそ逆に、こういう試合を確実にモノにできる力強さを感じたのも事実です。シーズン前、石崎監督が目標として設定した勝ち点は45。そして現在まで積み上げた勝ち点は21。新生柏レイソルは着々とJ1残留への、そしてその先へと続いていく道を歩み続けているようです。  AD土屋




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