昨日は、またJリーグプレビューショーのお手伝いしてました。
ロケ先は夢の島競技場。インタビュー相手は早稲田大学の大榎克己監督。
どういう内容かは、是非明日のJリーグプレビューショーでご確認下さい。

まあ、そんな流れでそのまま試合を見ていくことにしました。
夢の島で大学のトップレベルが2試合見れちゃうお得な平日。
1試合目は中央大学×東海大学だったのですが、
ある片方のベンチに、雨にもかかわらずウインドブレーカーだけで
ボールアウトの際には、ボールボーイより機敏に反応し、
ベンチを飛び出してはコーチングを繰り返す熱血指導者がいらっしゃったんです。
「あの人熱いなあ」と思っていたら、どうも見覚えのあるお顔。
実は、その熱血ボールボーイ熱血コーチこそ
母校をリーグ優勝に導くべく、中央大学のヘッドコーチを務める信藤さんだったんです。
残念ながら試合は1対2で惜敗してしまったのですが、
まるでピッチに立っているかのような熱い感じ、選手にも伝わっていたでしょう。
2試合目は、ここまで3戦全勝同士の早稲田大学×法政大学。
早稲田はエースの兵藤慎剛（4年・国見）がケガでベンチスタート。
一方の法政もボランチ本田拓也（4年・桐光学園）がU-22シリア遠征で不在という
中でのキックオフとなりました。
皆さんご存知の通り、昨日は結構雨が強かったのでその影響から
ピッチコンディションが悪く、つなぐサッカーの早稲田にとってはやや厳しい状況。
24分には、CKのこぼれ球を稲葉久人（4年・佐野日大）が押し込み
法政が先制します。しかし、35分過ぎからは早稲田が押し込む展開に。
42分には渡邉千真（3年・国見、U-22候補）が決定機を掴むものの
法政GK若田和樹（2年・弥栄西）がファインセーブを見せ、前半は0-1で法政リード。
後半も早稲田は鈴木修人（4年・市立船橋、1年時U-19）のセットプレーを中心に
攻勢をしかけますが、逆に71分にはカウンター気味のサイド攻撃から
法政のFW山本孝平（3年・桐光学園）がヘッドで押し込み、2-0に。
ビハインドを追う早稲田は85分に鈴木のCKを、最後は渡邉が詰めて1点を返しますが、
そのままタイムアップ。法政が12校中唯一の4連勝を飾り、首位に躍り出ました。
早稲田は、前半のリズムが悪い時間帯にも少し繋ぐ意識を捨てきれずに
ミスパスからカウンターを受けることが多かったですね。
法政の試合は初めて見たのであまり色々なことは言えませんが
この日のピッチコンディションには法政の方が早くアジャストしたように見えました。

はっきり言って、2試合とも雨の中にも関わらずレベル高かったです。
大榎監督も「今は基本技術が高いのは当たり前。それにスピードや強さといった
プラスアルファがないと」とおっしゃってました。
皆さんも、是非大学サッカーを現場でご覧になってみて下さい。

AD土屋