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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年04月28日

J1第8節 大宮×甲府@駒場

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2003年にJ2の中継を担当していた私個人的にはグッと来るカードの大宮対甲府。昇格には1年の差があった両チームですが、今日は"後輩"が"先輩"を上回る内容を見せ、アウェイで勝ち点3を奪取しました。両チームの差は、視察に訪れていた反町・五輪代表監督が「やりたいことが見えて来るか来ないか」とおっしゃっていた、まさにそのままだと思います。甲府は序盤こそ開幕4連敗という苦しいスタートを切りましたが、細かいパスワークを駆使して前へ前へ出ていくというスタイルは決して揺らぐことなく貫かれていました。結果、ここ4試合で3勝1分けと確実に数字も付いて来ています。今日も36分の先制点は、GK阿部のフィードを受けた鈴木健太が素早く上げたクロスに須藤が飛び込んだ、シンプルかつ効率のいいゴール。一度は同点に追い付かれますが、その4分後には藤田のCKに林が合わせて勝ち越し。終盤の大宮の猛攻も凌ぎ切り、大木監督も「最後は少し苦しかったが、粘って勝てるということは少しは成長があるのかなと思う」と手応えを口にしていました。一方の大宮は、復帰した小林大悟を右の攻撃的な中盤で起用しましたが前半はほとんどボールに絡めず、後半開始からロバート監督が「オプションとして試合前から考えていた」というFW吉原とのポジションチェンジを敢行したものの、劇的な効果はありませんでした。期待の新外国人サーレスは「あまりに簡単にボールを失っていた。パスすべきところでも1対1で仕掛けてボールを取られてしまった」とロバート監督も嘆く低調なプレーに終始。ハーフタイムに"言い訳無用 結果出せ"という横断幕と、"戦え大宮"というサポーターからのコールを受けて、56分には藤本がPKを決めますが、前述の通り直後に失点という悪い流れに。ラスト10分は途中出場の橋本を中心に見せた総攻撃も、1度のクロスバーと3度のファインセーブに阻まれタイムアップ。あまりに厳しい内容と結果に、ゴール裏からは当然激しいブーイング。一部サポーターは、佐久間強化部長との話し合いを要求して1時間近くスタンドに居座るなど雰囲気も最悪なものになってしまいました。何らかの手を早い段階で打たない限り、先行きはかなり不安だと思います。浮上のキッカケとして申し分ないのは、2節先に行われるホーム扱いの埼玉ダービー。ここで勝利を収められればその後に期待が持てる気がするので、次節の広島戦含めていいゲームを期待したいですね。   AD土屋




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