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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年04月14日

J1第6節 横浜FC×鹿島@日産

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今季リーグ戦1勝の横浜FCが今季リーグ戦未勝利の鹿島を日産スタジアムに迎えた、何が何でも勝ち点3を奪いたいチーム同士の一戦はかなり流れとしての動きが少ない、両監督の苦悩が窺い知れるゲームとなりました。序盤はほぼイーブン、やや横浜FCが押し込んでいたものの、徐々に鹿島が斜めに裏へ飛び出す形でチャンスを作り、15分過ぎから柳沢、マルキーニョス、柳沢と決定機を頻発させます。そして岩政がクロスバーに当てた後、25分に5度目の正直で本山のパスをフリーで受けた柳沢がゴールへ沈め、鹿島が先手を取りました。横浜FCは、ワントップ下に入ったジウマールシウバがサイドに流れがちで久保が孤立してしまい、ほとんどチャンスらしいシーンを生み出せません。鹿島も決して機能的なボール回しができていた訳ではなかったのですが、消極的な横浜FCに助けられ、ボールを長くキープできる分だけチャンスになる回数が多いといった印象の前半でした。しかし後半は一転、まずは横浜FCがボールを繋ぎ始めます。52分には菅野のキックを受けた久保がスルーパス、斜めに入り込んできた、この試合でJ1通算300試合出場を達成したカズがシュートを打ちますが、これは曽ケ端が好セーブ。メモリアルゴールとはいきませんでした。その後もポゼッションでわずかに上回った印象の横浜FCは攻めようとするのですが、「サイドに運んでいっても時間をかけすぎてうまく攻撃が噛み合わない」(横浜FC・高木監督)展開が続き、逆に何度か鹿島のカウンターをくらってしまいます。ただ鹿島もフィニッシュへ至るまでの創造性、そしてフィニッシュの精度に欠け、突き放すことができません。中でもダニーロのプレーは一人だけテンポが違う感じで、味方もそれを掴みかねている様子がありありと見てとれましたね。そんな流れのまま、ラスト15分は共にシュートもほとんど打てないまま時間が経過し、タイムアップ。鹿島は開幕6戦目にして渇望していた初勝利をようやく手に入れました。試合後、高木監督は「前半、ディフェンスラインとセカンドラインがあまりにも下がり過ぎてポゼッションされた」と振り返っていたのですが、鹿島にゴールの香りが漂っていたのは前半の15分から失点するまでの10分間くらいだったので、そこさえ凌げていれば横浜FCも勝ち点1は拾えていたかもしれません。鹿島はダニーロの機能不全が著しいのですが、75分から投入された野沢が復帰してきたのは大きいでしょう。次節、オリベイラ監督がどんな中盤の構成で来るのかは注目ですね。  AD土屋




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