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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年03月18日

J1第3節 FC東京×磐田@味スタ

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試合の分岐点は36分、ファブリシオに2枚目のイエローカードが提示されたシーンでした。そこまでの展開は磐田がポゼッションしながらも、太田以外の動き出しが極端に少なかったためにバイタルエリアから前に進めず、FC東京は中盤こそ主導権を握られながら、カウンターで応戦する形。非常に動きの少ない流れでした。11人対10人。まず動いたのは10人の磐田。39分にカレンに替えて、昨年9月にクラブ最年少出場となる16歳10ヵ月でJリーグデビューしていたユース所属の17歳、山本康裕を投入し4ー4ー1気味に。後半早々の49分には犬塚を大井とスイッチさせます。一方、「相手が10人になってから攻撃のテンポが遅くなった」と判断した原監督は、57分に石川を下げて平山を送り込み、ルーカスとの2トップに移行。すると2分後にはアジウソン監督も、左の攻撃的な位置にいた船谷と加賀を替えて、後ろを3バック気味にします。71分、「平山が重そうだったので、ボールを受けることで両サイドバックを上がらせる」(原監督)意図で、馬場が鈴木規と交替でピッチへ。さらに77分に栗澤と替わったのはワンチョペ。前線に人数をかけて勝負に出ます。この目まぐるしい駆け引きが行われていた45分あまりの間、両者の決定機はFC東京4に対して磐田1。数的有利のチームが数的不利のチームを押し込み続けるという構図が続いていたわけです。しかしスコアは0ー0。そして試合は、こういう展開で数的不利のチームが勝つためにある唯一の方程式へ。82分、上田のFKを鈴木秀人が頭で合わせて磐田先制。残り時間を全てトリプルタワーへの放り込みに費やしたFC東京にゴールは記録されず、ホームでの連敗となってしまいました。磐田は10人になってからの65分近く、チーム全体が非常に徹底した守備を見せ、川口中心に最後まで集中を切らさず素晴らしい戦いを見せたと思います。数的有利と数的不利が両チームにもたらす影響。サッカーの面白さ、そして難しさを改めて考えさせられる興味深いゲームでした。  AD土屋




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