水曜日のゲームで勝利を収めたチーム同士の対戦となった大宮と柏のナビスコ第2節。柏は水曜から7人のスタメン変更、大宮はまったく同じ顔触れと対照的な両チームでしたが、前半はやはり連携に分のある大宮のペース。ボールこそ持たれるものの、4バックと中盤4枚が低い位置でしっかりラインを作り、柏の攻撃を分断。17分にはゴール前のこぼれ球に吉原が反応し先制点を挙げ、理想的な展開を生み出しました。柏は「流れを変えようと入れた」(石崎監督)永井のミスパスから藤本に2点目を入れられるなどチグハグさが目立つ内容。68分に菅沼を入れてから、途端にリズムがよくなり1点を返しますが、今季初出場となる岡山をFWに入れると、チームの意識が放り込みにシフトしてしまい、よい流れを自ら手放す格好に。結局、最後まで集中した守備力を見せた大宮が2ー1で勝利し、ナビスコ連勝となりました。柏はドゥンビアの1トップに阿部がトップ下に入っていましたが、共にスペースがあって生きるタイプなので、大宮のような相手にはやや持ち味を出し切れずに終わってしまったような印象を受けましたね。その大宮では、「ちょっと動きが重かった」とロバート監督に見えた小林大悟が元気なく前半36分で替えられたのが気になりました。セットプレーもすべて橋本が蹴っていますし、昨年の輝きを取り戻して欲しいものです。　　AD土屋