山口智、酒井友之、阿部勇樹、佐藤ツインズ、山岸智などフル代表に数々の"傑作"を送り込んでいるジェフユース。まだ今ほどクラブユースが脚光を浴びていない頃の黎明期をガンバユースと共に支えた、いわば古豪の新チーム始動を見てみようと意気込んで、ジェフにとってはアウェイとも言うべき柏の葉を訪れました。今日ももちろん公式戦。先週に引き続き、プリンスリーグの千葉県代表決定戦です。まず見るべきは、果たしてトップチームのようなサッカーを指向しているかという所。まずはフォーメーションですが、後ろは3バック。中盤はダブルボランチに両ワイドとツーシャドーで、ワントップという並びでした。これはトップチームと一緒ですね。そして肝心のプレーですが、この日は相手との実力差も考えてか、どちらかというとボール奪ったら簡単にワイドへと展開していました。ここまではトップとも同じですが、違ったのはワントップの選手のスタイル。受けたらまず前を向く意識が高く、そこからさらに左右への展開や決定的なスルーパスが出されてました。まあ前述の実力差と、前に能力の高いタレントがいることもあってか、後ろからどんどん選手が追い越していくようなシーンはほとんどなかったですね。あと面白かったのは、中盤の両ワイドが共に左利きだったこと。特に左サイドの選手はシュート、クロスも正確だし、ドリブルにも独特の間合いがあってかなり今後が楽しみです。右サイドの子も個性的でしたが、もうちょっと右足の練習が必要かな☆試合自体は、6分に左ワイドのミドルが豪快に決まりジェフが先制。28分には、スルーパスに抜け出した6番でボランチでキャプテンという誰かを連想させる選手のゴールで追加点。後半には決定機をハンドで防いだ幕張総合の選手に一発レッドが出たこともあり、終わってみれば7ー0という大差がついてしまいました。ただ幕張総合キャプテンのGKは、後半ロスタイムにPKをストップし、意地を見せたことを付け加えておきます。来週土曜にはとうとう決勝。ジェフが渋谷幕張を倒した習志野とプリンスを懸けて戦います。そしてその翌日には千葉、しかも日立台で県内頂上決定戦があるので、そっちも楽しみだなあ。　　　AD土屋