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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2007年01月06日

高校選手権準決勝 八千代×盛岡商@国立

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激しい雨と風と寒さが続く中での2試合目は、岩手県勢としては昨年の遠野に続き2年連続、自身初の4強となる盛岡商と、28年ぶりの八千代。共に準々決勝では、話題になっていた堅守のチームを倒してきた攻撃力が売りのチーム同士の対戦。盛岡商は、中心選手の10番東舘がカード累積で出場停止。試合序盤、その影響もあってか、なかなか攻撃の形が作れない盛岡商。対する八千代は、いつも通り10番米倉にボールを集め、そこを起点にパスを繋ぎ、米倉自身もサイドに流れたりと、選手がよく動いていました。しかし、一向に止む気配の無い雨の影響でピッチもだいぶ水を含み、特にセンターサークル付近は水溜まり状態。パスを出しても止まる。ドリブルをしてもボールが足に付かない。DFラインからの蹴り合いになったりと、両チーム共になかなか形が作れず、とても苦労していました。序盤は、やや八千代が押し込んでましたが、時折見せる11番山崎のドリブル突破がゴールの可能性を一番感じさせた前半でした。後半に入ると八千代の運動量が少し落ちたのか、盛岡商が中盤の運動量で勝るようになり、盛岡商の攻め込む時間が多くなります。後半15分には、盛岡商9番成田、7番松本が立て続けに八千代ゴールを脅かしますが、八千代GK植田とDF宮川の好守でゴールならず。後半は完全に盛岡商ペースになりましたが、両チーム共にボールの収まりどころがなく、次第に膠着状態に。誰もが今大会お馴染みのPK戦突入かと思いかけた後半ロスタイム。予想もしなかった形で歓喜と絶望が同時に訪れます。盛岡商11番林がドリブル突破で自ら得たCKを、八千代GK植田が痛恨のパンチングミス。ボールはそのまま八千代ゴールへ。この試合好セーブを見せていたGK植田には、何とも残酷な結果になってしまいました。八千代は二枚看板の米倉、山崎が不発で持ち前の攻撃力を発揮できず。盛岡商は、攻撃も守備も最後まで集中していました。これで決勝は、岩手・盛岡商vs岡山・作陽。盛岡商は攻撃の要、10番東舘も戻ってきます。どちらが勝っても選手権初優勝。名前だけ見ると地味なカードかも知れませんが、両チームともなかなか良いサッカーしますよ。決勝は、ぜひ晴れた空の下でやらせてあげたいです。本日の悪天候と寒さの中、戦い続けた選手達はもちろん、傘も差さずに応援していた応援団の方々も本当にお疲れさまでした。   石神




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