昨年、U‐21日本代表にも選出された乾貴士率いる前年度王者のセクシー野洲と古豪真岡の好カード。やはり試合中は野洲の10番を目で追ってしまいます。その乾目当てか報道陣も結構来てました。乾は前のスペースが空けばスルスルとドリブルで上がり、一人二人は必ず抜く。そして相手が詰めてくればパスを出す。何かオーラみたいなものがありましたね。彼にボールが渡ると何かを期待してしまう、観客を沸かすことのできる選手だと思います。対する真岡も、乾にマンマークをつけることもなく、非常に組織的に守ってました。中でも真岡の7番吉田は、中盤で野洲の攻撃の芽をよく潰してました。彼の危険察知能力はなかなかのものです。中盤での野洲乾vs真岡吉田の攻防は見応えがありました。試合は後半、乾がFKを直接決め1‐0で野洲が勝利。いやー、役者です。真岡も終盤、クロスーバーに当たるシュート、GKまで上げての総攻撃など、チャンスがありましたが一歩及ばず。野洲の乾と右サイドのスピードのある8番村田の絡む攻撃は迫力あります。個人的には、真岡応援団の「トレイン・トレイン」大合唱がツボでした。　　石神