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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2006年12月04日

ユナイテッド vs. チェルシー

foot!
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行ってきましたチェルシー戦。ロンドン近辺でアウェイのユナイテッドを見る機会はしばしばありましたが、ホームでの試合は、ファン・ニステルロイの移籍が決まった直後だから5年くらい前。ぼくの座っていた席の斜め左後ろあたりにニステル本人がいて周りのサポーターとにこやかに握手していたのを覚えています。

金曜日の夕方にロンドン入りし、いつものようにパブで飲んだ暮れて過ごし、土曜日にはチェルシー・サポでシーズン・チケット・ホルダーのカジ・ヒデキ氏と合流。もちろんチケットもちゃんと手に入れてました。で、彼が住んでいるノッティン・ヒルの「チャーチルズ・アームズ」という居心地のいいパブでちょっとした前夜祭。夏に会って以来だったので、話題はダフとグジョンセンがいなくなったこと。金満クラブと揶揄されながらもいぶし銀のプレイヤーを要所に配していた昨シーズンは確かに好感が持てたものでしたが、今年はなりふりかまわずシェフチェンコとバラックのお買い物。だけど一度サポになったら一生サポ。カジ君のブルーのシャツへの忠誠心はまるで揺らぐことはないようです。

さて日曜日。ヴァージン・トレインでマンチェスターへ移動。サポでぐちゃぐちゃな車内を想像してたのですが、意外と空いていました。お昼にホテルにチェック・イン。チャィナ・タウンの「国民楼」という広東料理の店でメシ。となりにはかつてベッカムも来ていたという有名高級チャイニーズ・レストラン「yang sing」がありますが、地元中国人のあいだでは「国民楼」が人気。ここのポーク・チョップはなかなかうまいです。ちなみにシメにザーサイをたのんでお茶漬けにするサイコーです。ただしザーサイの発音がなかなか通じないので苦労します(笑)。

さてキックオフ。詳しい試合経過はご存知の通り。前半ユナイテッド、後半チェルシー。ユナイテッドというチームは1-0で勝ち逃げできるような大人のチームじゃない。そこがラブリーなところなんですが。ま、結果はさておき成果はキャリックでした。ウェストハムにいたころから粕谷さんが評価していたマイケル・キャリック。試合ごとにフィットしてきているのがよくわかります。ヴェロンから始まってジェンバ・ジェンバ、クレベウソン、その間にロイ・キーンの引退、と来てやっとミッド・フィールドが落ち着いてきました。

ところでオールドトラフォードの75000人の大観衆が大いに盛り上がったチャントはやっぱりモウリーニョを揶揄したもの。モウリーニョがタッチライン沿いにしゃしゃり出てくるとにわかに湧き上がる「シット・ダウン、モウリーニョ」の大合唱。お座りなさい、モウリーニョ。決してモウリーニョの仕事を認めていなくはない品のある(笑)チャントです。

個人でチャントされていたのはモウリーニョの他にはダントツでアシュリー・コール。「アシュリー・コール、ワンカー、ワンカー」。みんなコールのことなに歌ってんの?と隣の男性に聞いてみると彼は苦笑しながら筒状にまるめた右手を腰のあたりでスコスコやってみせたのでした。おわかりですね。せxxり野郎、ってことです。嫌われ者のアシュリー。エミレイツのアーセナル戦は大変なことになりそうです。

プロデューサー 田口

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