来ました、念願の静岡決勝！田口さんに出張申請出して来ちゃいました。決勝での対戦は4年ぶり4回目となる静岡学園対藤枝東という超好カードに心踊ります。ちなみに4年前は、谷澤、小林祐三(ともに柏)、狩野(横浜FM)、松下(愛媛)らを擁した静学が2ー1で大井、成岡(ともに磐田)らの藤枝東を倒しています。さて、冷たい雨が降る中でキックオフされたゲームは開始6分で動きます。ヒールでのスルーパスを受けて抜け出した杉浦恭平(3年・川崎内定)が、GKとの1対1を冷静に流し込んで先制、リードを奪いました。しかし、前半リズムがよかったのはむしろ藤枝東。右サイドの山田大記(3年)と左サイドのキャプテン原田圭輔(3年)がよくボールに絡み、13分にはその原田のクロスから決定機を迎えますが決め切れません。その後も何度かシュートまで持ち込み、やや藤枝東優勢でハーフタイムを迎えました。後半は開始から静学が攻勢に。46分には、この日最も目立っていた國吉貴博(3年)のクロスに杉浦がヘッドでネットを揺らすもオフサイド。さらに53分に伊藤達也(3年)、63分に杉浦がゴールへ迫りますが、GKの好守に遭い点差を広げられません。逆に、藤枝東は73分に迎えた決定機こそ静学GK舟崎晃弘(3年)に阻まれますが、その2分後に原田の左クロスを中央でシュート、DFもよく防ぎましたが、こぼれを後半投入された水野翔介(3年)が押し込み、残り5分で同点に追い付きます。しかし、さらなるドラマはロスタイム。國吉が右サイドから中へ折り返し。これを受けた途中投入の刈込真人(3年)がコントロールシュート。美しい軌跡を描いたボールは、ゆっくりとネットに収まり土壇場で再び静学が勝ち越し。見事4年ぶり9回目の県代表を勝ち取りました。いやー、レベル高かったなあ。今年は滝二や広島観音、初橋や八千代など見てますけど、個々の技術の高さは静学、藤枝東ともにトップクラスでした。静岡県は、静学以来ここ11年全国制覇がないんですよね。今回のチーム、11年ぶり十分あるんじゃないでしょうか。なお、静岡ならではの個人表彰システム、ベストイレブンには静学からGK舟崎・DF小坂翔(3年)・MF杉浦・大塚光司(3年)・FW國吉・伊藤の6人、藤枝東からDF三上佳貴(3年)・MF原田・山田の3人が選出され、残る2人は常葉橘のDF薗田淳(3年・川崎内定)、浜名のFW松浦拓弥(3年・磐田内定)。MVPには、得点王アシスト王ダブル受賞の國吉が選ばれています。最後に、静岡の勝手がよくわからん私に無償のご親切を下さった辻さん夫妻、ありがとうございました。娘さんが藤枝東生、息子さんが静学生という究極のシチュエーション下での優しさ、大変感謝しております。静岡の皆さん、預金は焼津信用金庫で☆　　AD土屋