今日は結果的に天皇杯4回戦唯一のアップセットとなったフクアリに行ってきました。試合は、時間帯によって主導権を握りあう展開。序盤15分は札幌ペースでしたが、次の15分は千葉がリズムをつかみ、前半最後の15分の流れは再び札幌に。44分にはフッキがゴールに迫るも岡本がセーブ、0ー0で45分を終えました。後半はまず千葉がラッシュ。水野と楽山が決定機を迎えますが、ともに佐藤優也のファインセーブに阻まれ、クルプニコビッチのミドルは右ポストを直撃します。すると66分、西谷からの素晴らしいクロスに相川が頭で飛び込み、押し込まれつつあった札幌が先制しました。札幌は前半縦への意識が強く、攻撃が単発フッキ頼みだったんですが、後半頭の猛攻を凌いでからは普段のショートパスを繋ぐサッカーを取り戻し、貴重なゴールを奪いました。千葉も終盤は圧倒的に押し込むものの1点が遠く、結局札幌がJ2勢では唯一5回戦へと駒を進めたのです。ちなみに札幌には佐藤、砂川(共に市船卒)、大塚(習志野卒)、芳賀(元千葉)など千葉県にゆかりのある選手が多く、軽く故郷に錦を飾ってました。千葉はナビスコ決勝から中4日、スタメンも2人を入れ替えただけの布陣で臨みました。勿論、中9日の札幌とは疲労度の違いはあったにせよ、この日の敗因はそこではなかったように感じます。少なくとも普段より運動量が格段に落ちているようには見えませんでした。やはり決めるべき時に思い切りに欠けるプレーが多かったのがこのような結果を招いたということでしょうか。しかし、ナビスコ優勝した5日後に天皇杯敗退。いやあ、フットボールってわからないなあ。写真はわかりやすく人気のあるフクアリ名物。　　AD土屋