いよいよ大詰めを迎えつつある冬の風物詩、高校選手権の地区予選。今日は群馬の準決勝に来てみました。1試合目は前橋商業対館林。3ー1で前商が勝ったんですが、一番いいゴールは館林の峯崎亮佑君が放ったノートラッブ隼ボレーでした。あと最も印象に残ったのは、ゴール裏で試合見てたら前商の保護者らしき人が、お菓子が入ったカゴを手に「これどうぞ〜、前商応援して下さいね〜」と一言。強豪はバックアップ体勢も違いますなあ。さて注目の2試合目は、去年のインターハイ代表桐生第一対いまや全国有数の強豪前橋育英。育英(前育って県外の人は呼んでるみたいですけど県内では育英って呼ばれてます)のスタメンを見ると、群馬の子は3人。他は埼玉3人、長野と大阪(ガンバJY出身の兄弟！)2人に兵庫1人。うーむ、グローバリゼーション。まあ桐一にも栃木のヴェルディ小山出身が2人いましたけど。試合は序盤からお互いアグレッシブでしたが、育英は前線の4枚がポジション関係なく流動的に動きまわるスタイル。桐一がマークを掴みきる間もなく7分、2列目からの突破から最後は1年生の佐藤穣君がヘディングで押し込み先制しました。その後も育英ペースで試合は進みますが、3度ゴールネットを揺らすも全てオフサイドと突き放せず、前半は0ー1で折り返します。桐一もCB2枚は高さもあり、守備は破綻なく凌いでましたが攻撃は放り込みが多くてなかなかシュートへ持ち込めず、育英も個々の基本技術の高さはさすがでしたが、攻撃の連動性に乏しいために形ができません。札幌内定の岩沼俊介君、神戸内定の三澤慶一君もあまり調子よくなかったかな。終了間際の78分には、CKから桐一の黄大城君がきわどいヘディングを放ちますがクロスバー直撃。結局育英がかろうじて決勝進出を決めました。決勝は3年ぶりの県内2強対決ですが、今日見た限りではかなり拮抗してると思います。楽しみだ。余談ですけど2試合目の主審は私の高校時代の同級生。高校時代はいかにカッコよくイエローカードもらうかばっかり考えてるキケンなDFでしたが、毅然と冷静に笛を吹いてるのがなんか面白かったです。しっかりイエロー2枚出してました。　　AD土屋