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サッカー フットサル コラム 2022年7月4日

素晴らしい攻撃力で首位の座を堅持。国立競技場を盛り上げた横浜FMの攻撃サッカー

後藤健生コラム by 後藤 健生
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だが、横浜の選手たちは「ここぞ」という時に一気にスピードアップし、その全速でのプレーの中で精度の高いパスをつないだのだ。

スピードアップする瞬間を全員が共有できているところも素晴らしい。「前半終了間際」とか、「追いつかれた直後」といった勝負所を見極める目を選手たちが持っているからなのだろう。

そして、もう一つの強味が控えの層の厚さだ。

この日は、角田涼太朗が脳震盪の疑いで交代したため6人の交代を使った横浜。試合途中から登場してくる選手が仲川だったり、マルコス・ジュニオールだったり、宮市だったりするのだから、選手たちは後のことを心配せずに、思い切って走ることができる。

こうした強みを考えるなら、横浜は猛暑の中でもしっかりと戦えるのではないだろうか。

「3連覇」を狙っている川崎がまさかの得点力不足で悩んでいる現在、首位を守った横浜は点時点での優勝候補筆頭と言っていい。8月に行われるAFCチャンピオンズリーグのラウンド16から準決勝の戦いも含めて、大いに期待したい。

さて、この試合は清水エスパルスの創設30周年記念ということで東京・国立競技場で開催され、5万6131人と、今季最多観客を動員した。

そうした記念試合をホームスタジアムではなく、東京の国立で開催することの是非はともかくとして、雰囲気の中での戦いとなり、しかも3対5という点の取り合いで大いに盛り上がったことは事実だ。

Jリーグ開幕の前後、Jリーグ入りのために新たに結成された清水エスパルスは、当時のヤマザキナビスコカップで決勝に進出して何度も旧・国立競技場で戦っている。また、リーグ戦のホームゲームで国立を使用したこともある(当時監督を務めていたエメルソン・レオンは「なんで、ホームの試合を東京でやるんだ!」とよく怒っていたが……)。

そういう意味では、清水が国立で試合をするのは“30周年”に相応しかったのかもしれない。

ハーフタイムには場内アナウンスで、静岡行き新幹線の案内が行われていた。東京・千駄ヶ谷にある国立競技場での試合なら、19時開始の試合でもその日のうちに静岡まで帰れるというわけだ(JRの千駄ヶ谷駅でも、新幹線の案内をしていた)。

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