人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2022年6月29日

バルサ残留を希望していたデヨングが来てくれたとしても

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
  • Line

それにしても、ユナイテッドの強化担当が市場でどのように動いているのか、ほとんど伝わってこない。好意的に考えれば水面下で交渉中となるが、ユナイテッドは一挙手一投足がつねに注目されるクラブだ。したがって、具体的なアクションは起こしていないと考えられる。

サー・アレックス・ファーガソン体制の晩年からデイヴィッド・モイーズ、ルイ・ファンハール、ジョゼ・モウリーニョ、オーレ・グンナー・スールシャールに至るまで、ユナイテッドの現場は適切なサポートを得られなかった。

強化を担当していたエドワード・ウッドワードは市場で顔が利かず、エージェントに足もとを見られて莫大な移籍金を吹っかけられもした。

昨シーズン限りで退任したウッドワードに変わる強化担当は、取締役のマット・ジャッジである。ジェイドン・サンチョの獲得にもひと役買っているとはいえ、市場でネットワークを築いているのだろうか。

いや、築いていたとしたら、今夏はより積極的に動いていたに違いない。この先、ビッグネームがユナイテッドに新天地を求めるとは考えにくい。

ブルーノ・フェルナンデスとデヨングの中盤が実現すれば胸は躍る。アレハンドロ・ガルナチョやジェームズ・ガーナー、ハンニバル・メジブリといった若者の台頭も楽しみだ。マーカス・ラシュフォードは復活に向け、鋼のような肉体を創りあげている。

しかし、長年の課題である強化担当のレベルが相変わらず低い。今年2月、CEOに就任したリチャード・アーノルドも「近ごろは無駄遣いが多すぎる」と、失敗続きの補強を嘆いていた。

近ごろ、ちっとも楽しくない。

文:粕谷秀樹

粕谷 秀樹

ワールドサッカーダイジェスト初代編集長。 ヨーロッパ、特にイングランド・フットボールに精通し、WWEもこよなく愛するスポーツジャーナリスト。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ