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サッカー フットサル コラム 2022年6月17日

【ハイライト動画あり】プレミア初対決の神奈川ダービーは両ストライカーの競演に期待!横浜FCユース×川崎フロンターレU-18マッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグEAST第9節】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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ハイライト

横浜FCユース vs. JFAアカデミー福島U-18|高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ2022 EAST 第6節

川崎U-18の9番を背負う五木田季晋も、逞しさと勝負強さを併せ持った楽しみなストライカーだ。自ら「背後への抜け出しだったり、前線で収めるところがストロングだと思っています」と言及するように、182センチ・74キロという恵まれた体格を生かし、攻撃の基点を創出しながら、自らもゴールという獲物を狙い続ける。

参考にしているのはトップチームのレジェンドだ。「小林悠選手は動き出しもそうですし、チームが欲しい時に点を獲ってくれるところが本当に凄いなと。真似できないなとは思うんですけど、そこに近付いていきたいという想いはあります」。そんな五木田も貴重な決勝点を叩き出し、チームを勝利に導いた試合があった。

プレミアEAST第7節。前節で青森山田高校を下すなど、上位争いのライバルと言っていい前橋育英高校のアウェイに乗り込んだ一戦は、1点を巡る好ゲームに。0-0で迎えた後半に、フロンターレらしいアタックが発動される。

センターバックの松長根悠仁がボランチの大関友翔へ短いパスを入れたタイミングで、フォワードの岡崎寅太郎がギャップに降り、大関のリターンを受けた松長根は岡崎へ縦パスをピタリ。今度はタイミングを見計らって、ラインの裏へ走った五木田へ岡崎からスルーパスが届くと、GKとの1対1を冷静に制し、ゴールを陥れてみせる。試合はそのまま1-0で勝利。ストライカーの結果が、チームの結果に直結した。

スーパープレー

2022年5月19日放送|高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ2022

シーズン前には「個人的には毎試合コンスタントに得点を獲るということを意識していて、その先に得点王が見えてくるのかなと思っているので、そこを目指してやっていきたいです。得点王、狙います」と口にしていた五木田は、ここまで7試合で4ゴール。目標達成にはさらにここからアクセルを踏み込んでいく必要がある。

守屋颯人と五木田季晋。タイプは違えども、求められる役割はただ1つ。両9番、両ストライカーのどちらが男を上げるか。プレミアの舞台では初対戦となる神奈川ダービーは、この2人から目が離せない。

文:土屋雅史

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土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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