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サッカー フットサル コラム 2022年5月15日

極度の得点力不足に悩む浦和レッズ。コンセプトの見直しが必要なのではないか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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浦和のリカルド・ロドリゲス監督は、昨シーズンに就任して以来、かなり贅沢なチーム作りをしてきた。

たとえば、広島戦の先発11人の顔ぶれを見ると、リカルド・ロドリゲス監督が就任する前から浦和に在籍する選手はGKの西川周作、DFの岩波拓也、MFの関根貴大の3人だけ。後半途中から出場した柴戸海を含めても、以前から在籍していた選手は4人しか出場しなかったのだ。そして、昨年のシーズン途中からデンマークやオランダなどヨーロッパ出身の選手も次々と加わった。

つまり、今の浦和はリカルド・ロドリゲス監督が好みの選手を集めて作られたチームなのだ。もちろん、予算の制約もあるから好きな選手を誰でも取ってこられるわけではないが、それにしても就任から2年の間でこれだけ新戦力を揃えることができる監督など、世界中にそれほどたくさんいないはずだ。

その間、サポーターからの信頼も厚かったベテランのMF阿部勇樹は引退し、同じくレジェンドだったDF槙野智章やFW興梠慎三などの中心選手も移籍。そして、リカルド・ロドリゲス監督が好みの選手を集めて作り上げたのが現在の浦和なのだ。

そうまでして生まれ変わったはずなのに結果が伴わないのでは、サポーターから不満の声が出ても仕方ないところだろう。

さて、キャスパー・ユンカーなど得点力に優れた選手を加え、江坂任や伊藤敦樹、小泉佳穂といったセンスあふれる日本人選手をそろえてもゴールを奪えず、勝点を伸ばせない原因というのはどこにあるのだろう?

ひとつは、メンバーが固定されないことだ。

リカルド・ロドリゲスという監督は、とにかくメンバーをいじるのが好きだ。素晴らしいコンビネーションプレーを見せて快勝した次の試合でも、なんの未練もなくメンバーを変えてくる。

あるいは、1人の選手を複数ポジションでプレーさせることも多い。最近は左サイドバックでプレーする明本考浩もその代表例だろう。明本は試合によってはトップでプレーすることもあるし、試合の途中でSBからFWにコンバートされる場面もある。リカルド・ロドリゲス監督は、状況によって絶えず姿を変えられるチームを作ろうとしているのだろう。

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