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サッカー フットサル コラム 2022年4月8日

消化試合数はバラバラだが、J1で鹿島が首位に。「失った勝点」の視点で眺めると鹿島を追うのはなんと柏!

後藤健生コラム by 後藤 健生
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そんな中で、「失った勝点」が少ないのが鹿島と柏だ。

どちらも、シーズン開幕前に「優勝候補」として名前を挙げた人は少なかったのではないだろうか?

鹿島は、確かに持ち前の勝負強さは期待できたし、鈴木優磨が復帰し、上田綺世、エヴェラウド、荒木遼太郎を含めて攻撃陣は豊富だった。だが、守備には不安を抱えていたうえに、従来のブラジル路線から大きく転換して、スイス人のレネ・ヴァイラー監督が就任。「ヨーロッパ・スタイルの新しいやり方が根付くまでに時間がかかるのでは?」と思われていた。

さらに、年明け早々からの新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染拡大によって日本政府が水際対策を強化。肝心のヴァイラー監督の来日が開幕に間に合わない事態になってしまったのだ。

昨年の徳島ヴォルティスの例を見ても分かるように、新監督が現場に出て指導できないのではチーム作りは大幅に遅れてしまうはず、だった。

だが、この間、監督代行を務めた岩政大樹コーチの下でしっかりとした守備の組織を構築することに成功した鹿島は、7試合終了時点得点が11、失点が5という非常にバランスの良い数字を残すことに成功した。「7節時点で首位」という成績の最大の功労者が岩政コーチなのは間違いないところだろう。

「失った勝点」ランキングで2位の柏の「健闘」(躍進?)も、まったく予想外と言えそうだ。

昨シーズンはまったく良いところなく15位で辛うじて残留した柏。昨シーズンの途中で江坂任を浦和レッズに引き抜かれ、今シーズン開幕前にもクリスティアーノをはじめ、攻撃陣がチームを離れており、戦力ダウンは必至だった。つまり、残留争いに巻き込まれるんではないかと予想された。

実際、僕も各メディアでの順位予想では柏を最下位と予想してしまった。不明を恥じるとともに、ネルシーニョ監督に謝罪の言葉を送るしかない。

その柏が、開幕から連勝。とくに第2節には昨年準優勝の横浜F・マリノスも破って見せた。これまでの7試合で勝点を失ったのは、3月6日の第3節での鹿島相手の敗戦(0対1)と3月20日の名古屋との引き分け(1対1)だけだ。

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