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サッカー フットサル コラム 2022年3月29日

スペイン代表が18年ぶりのカタルーニャ州での代表戦開催。サッカーと政治の話

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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EURO2020の開催地にビルバオが立候補し選ばれた(コロナ禍で最終的にはセビージャ開催)ことでわかるように、やはり独立運動が盛んだったバスク開催はもうタブーではなくなった。残ったタブーはカンプノウだけだ。

アルバニア戦は反独立派のお祭りのようだった。観客席は国旗で埋まり、「カタルーニャは代表とともに」という横断幕も出た。国歌のアカペラは相変わらず出鱈目(最初のフレーズは2回繰り返すのだが、すっ飛ばしてしまう人が多数)だったが、ブーイングは出なかった。退屈な試合をそっちのけで、「私はスペイン人だ!」というコールが連呼されていた。

ジョルディ・アルバやペドリ、ガビが拍手されていたことからすると、バルセロナファンもかなりいたことが推測できる。地方選挙の結果から推測した、カタルーニャの独立派と反独立派の比率は半々、というのは事実から遠くないのかもしれない。ラポルタ会長を始め独立派というイメージが強いバルセロナファンにも相当数、反独立派がいると推測できる。

「べき論」で言えば、スポーツと政治は区別されるべきなのだが、現実にはこれほど密接なのである。

文:木村浩嗣

木村浩嗣

編集者、コピーライターを経て94年からスペインへ。2006年に帰国し『footballista フットボリスタ』編集長に就任。08年からスペインに拠点を移し特派員兼編集長に。15年編集長を辞し指導を再開。スペインサッカーを追いつつセビージャ市王者となった少年チームを率いた。現在はグラナダ在住で映画評の執筆も。

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