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一般的には、サッカーでは「引き分けでもいい」立場のチームの方がかなり有利なのは間違いない。ただ、そのあたりを変に意識しすぎて消極的にならないようにしたいのだが、経験豊富な選手も多いのだから大きな問題はないだろう。
今回の最終予選に臨んだ日本は、初戦のホームゲームでオマーンに敗れるという大失態があって苦戦が続いた印象が濃いが、3試合目でサウジアラビアに敗れた後は5連勝。2月1日のサウジアラビア戦には2対0と完勝した。日本代表は次第に安定感を増しており、昨年10月のホームでのオーストラリア相手にも日本は確実に勝利している。
一方のオーストラリアは、10月の試合で日本に敗れた後は、最下位ベトナムにこそ4対0で勝利したものの、サウジアラビア戦、オマーン戦は引き分けに終わっており、予選開幕の頃のような勢いはない。
過去の対戦成績を見ても、日本が最後にオーストラリアに敗れたのは2009年のこと。それからすでに10年以上が経過し、この間に8度対戦して日本の5勝3分となっているのだ。オーストラリアを過剰に警戒しすぎる必要はないだろう。
最大の「敵」はオーストラリア代表でもなければ、アウェーの環境でもない(シドニーの3月は南半球の秋。フットボールをプレーするには絶好のコンディションとなるはずだ)。最大の「敵」は、ずばり「移動距離」だ。
チームの半数以上の選手がヨーロッパのクラブでプレーしている現在の日本代表。ヨーロッパから南半球のオーストラリアまでは約2万キロ。地球のちょうど裏側まで移動しなければならないのだ。
これまでにも、日本チームは長距離移動に悩まされ続けてきた。
今回の予選で苦しんだ原因はオマーン戦での敗戦だったが、敗因は「移動」だった。
ヨーロッパのシーズンが開幕したばかりの9月で選手のコンディションもまだ万全ではない中、長距離移動を経て集合した直後の木曜日の試合だった。そのため、日本のコンディションは最悪で、逆に何日も前に来日してじっくり調整をしたオマーンの方がアウェーであっても、ずっと良いコンディションだったのだ。
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