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サッカー フットサル コラム 2022年3月2日

リーグカップ優勝で弾み!リヴァプールはシティを捉えるか

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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優勝カップを持って喜ぶクロップ監督と選手たち

優勝を喜ぶクロップ監督と選手たち

「出番はなかった」
「ベンチ入りできなかった」

南野拓実に関するネガティヴな指摘は後を絶たない。リーグカップ決勝後も同様だ。リヴァプールの優勝に貢献していないような報道もある。

しかし、リーグカップではチームの得点王(4得点・1アシスト)であり、南野なくして優勝はありえなかった。ウイニングランでトロフィーを掲げたとき、フィルジル・ファン・ダイクとジョーダン・ヘンダーソン、そしてファビーニョが、「タキ(南野の愛称)と一緒に喜ぼうぜ」といわんばかりにサポーターを煽っていた事実が、その証である。

ユルゲン・クロップ監督も、「タキがいなければ、われわれはここまで勝ち進めなかった」と、高く評価していた。

さて、今回の戴冠により、リヴァプールは輝かしいキャリアを上書きした。

リーグカップの優勝回数は史上最多の9回目。決勝進出もマンチェスターの両チームとチェルシー、トッテナム、アストン・ヴィラを4回も上まわる13回を記録し、通算のタイトル獲得数は45回(コミュニティシールドは除く)。こちらもイングランド・ナンバー1である。2位のユナイテッドは43回だ。

また、クロップはボブ・ペイズリー、ジョー・フェイガン、ロイ・エバンズ、ジェラール・ウリエ、そしてケニー・ダルグリッシュに続き、リヴァプールでは6人目のリーグカップ優勝監督になった。

プレミアリーグの逆転優勝に向け、弾みがついたことは間違いない。

本稿執筆時点で首位シティとは6ポイント差の2位。消化試合はリヴァプールがひとつ少なく、直接対決も残っているため、ほぼ同列とみても的外れではないだろう。

「残り11試合は全勝。100ポイント近く稼がないと優勝は難しい」

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