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サッカー フットサル コラム 2022年2月7日

クラブのコンビネーションを生かした代表強化。セルティック・トリオが日本代表の前線に並ぶ日は来るか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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いずれにしても、得点力を上げていくことは、これからの日本代表にとって喫緊の課題と言っていい。

といったことを思っていたら、2月3日の早朝に「セルティックの旗手怜央が2ゴール1アシストの活躍」というニュースが飛び込んできた。

「セルティックに移籍したばかりなのでチームでの出場機会を確保させる」という意図で代表招集が見送られたため、旗手はセルティックにとって最も重要な「オールドファーム」ダービー、レンジャーズ戦に出場機会を与えられ、そして見事に最高の結果を出したのだ。

それにしても、旗手の得点能力の開花には驚かされる。

1月27日のハーツ戦での先制ゴールは25メートルほどのミドルシュートを叩き込んだ。また、レンジャーズ戦でもペナルティーエリア外からしっかりと狙いすましたシューを決めている。

川崎フロンターレ時代には旗手があんな距離から積極的にシュートを撃つ場面はそれほど見られなかった。いや、大学時代から旗手のプレーはずっと見ているが、やはりあのようなシュートを撃った場面はそれほど記憶がない。

旗手だけではない。日本代表に招集され、後半途中から起用されたサウジアラビア戦ではスピードを生かした前線でのプレッシングでチームに貢献した前田大然も、やはりセルティックのデビュー戦で見事なゴールを決めている。現在離脱中の古橋亨梧も含めて、セルティックに移籍した日本人選手のゴールラッシュを見ていると、当然、日本代表でも彼らの能力を発揮させたいという気になってくる。

もし、日本代表で2列目のインサイドハーフに旗手、左サイドに前田、トップに古橋といったように「セルティック組」が揃って出場出来たら、一つの大きなメリットが生じる。つまり、クラブでのユニットが使えることになるのだ。

代表チームというのは、一緒にトレーニングする時間がほとんど与えられない。とくに、日本やオーストラリアのように代表選手のほとんどが国外でプレーしている場合はそうだ。各クラブの試合が終わってから試合会場のある都市に集合するのが日曜日から月曜日。アジア予選は最初の試合が木曜日に行われるから、全員が揃ってトレーニングできるのは火曜日と水曜日の2日だけ。しかも、長距離移動の直後だから調整が主体となる。木曜日の試合の翌日は試合に出場した選手は再び調整だから、次の火曜日の試合までに使える時間も限られる(そして、多くの場合、再び長距離移動を強いられる)。

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