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サッカー フットサル コラム 2021年11月22日

現役引退を表明した阿部勇樹選手。本職はボランチだが、長くCBとしても活躍

後藤健生コラム by 後藤 健生
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浦和レッズの背番号「22」。つい先日、引退を発表した阿部勇樹選手。「今が旬」の小泉佳穂や江坂任等々を押しのけて、圧倒的な支持である。守備的な、地味なポジションの選手がこれだけの支持を受けているのだから、このクラブにとって阿部選手という存在がどれだけ大きいものなのかが分かる。

ちなみに、サポーターの背中を見ていると、他には興梠信三の「30」や槙野智章の「5」も多く見かける。槙野選手も、今シーズン限りで浦和を離れることが先日発表されたばかりだし、興梠選手も最近は出場機会を減らしてしまっている。

そんな意味でも、浦和は転換期に差し掛かっているのだ。多くのレジェンドたちと別れを告げた以上、これからの浦和はまず勝利を積み重ねていくこと。そして、そんな中から新しいチームの顔を生み出していく必要があるのだ。

その意味でも、浦和がこれからどのようなスタイルのチームになっていくのかを、早く知りたいのである。

さて、阿部勇樹選手については、僕は申し訳ないことをしてしまったことがある。

日本で最も伝統のあるサッカー雑誌である『サッカーマガジン』で、かつて「クリスタルアウォード」という表彰が行われていた。その年の最優秀選手選びである。選考委員が集まって、中華料理をつつきながら議論を進めて、その年の優秀選手を選ぶのだ。

で、浦和がJ1リーグを制したある年に、当然、阿部選手が有力候補となっていた。

しかし、僕は「阿部選手が受賞すべきシーズンではない」と主張して、1位に投票しなかったのだ。その結果、僅差で阿部選手は受賞を逃してしまったのだった。

この賞がどれほどの価値があるのかは別として、阿部選手には申し訳ないことをしたと、ずっと思っている。

僕が阿部選手を1位に推さなかったのは何故か? それは、僕は阿部選手は生粋のボランチだと思っていたからだ。だが、この頃、阿部選手はクラブでも日本代表でもセンターバックとしてプレーすることが多かった。最後尾で守備のために獅子奮迅の活躍をしていたのだ。

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