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サッカー フットサル コラム 2021年10月29日

パリ・オリンピックへの最初の一歩。経験不足は心配だが、大人の試合運びを見せたU-22日本代表

後藤健生コラム by 後藤 健生
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しかし、木曜日に行われた香港戦ではJリーグでフル出場していた選手のコンディションも戻り、さらに好天に恵まれてピッチコンディションもカンボジア戦よりはかなり改善されていた。しっかり、リスク管理をしながら、90分を通して安定して戦い、4点を奪った試合運びも見事なものだった。

この原稿の前半でも述べたように、現在のチームはどちらかと言えば、守備的なポジションにJリーグのレギュラークラスが揃っているので、攻撃には不安があった。

だが、蓋を開けてみればカンボジア戦では右サイドアタッカーの甲田英將(名古屋グランパスU-18)や攻撃的MFの松木玖生(青森山田高校)、左サイドの佐藤恵允(明治大)などが活躍した。甲田、松木は18歳の選手たちだ。つまり、攻撃陣では、こうしたJリーグ所属ではない選手が活躍。ワントップでも細谷真大(柏レイソル)や藤尾翔太(水戸ホーリーホック)などそれほど有名ではない選手たちが活躍した。そして、香港戦ではMFの松岡大起や郷家友太などのJリーグ組がさすがのぷれーを見せた。

チーム事情によって今回招集されていない選手も多く、伸びしろも大きいと言える。2試合を終わってみれば、パリ・オリンピックに向けて期待の高まる2試合だった。

ただ、今回戦った相手は格下ばかり。本大会に向けては(あるいは、2024年に向けて)、レベルの高い相手との試合をどれだけ組めるかが勝負になるのではないか。U-20ワールドカップで経験するはずだった国際試合の経験を取り戻さなければいけないのだから。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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