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サッカー フットサル コラム 2021年10月26日

エル・クラシコで敗れたバルセロナ。補強担当「将来のためにチームを建設中」

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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カンプノウ

満員の観客が詰めかけたクラシコでのカンプノウ

エル・クラシコ、バルセロナ対レアル・マドリーは1-2で終わった。カンプノウでの対戦で、キャパの100%が入場可能になり8万6000人の声援をバックに受けながらの一戦でも、バルセロナの劣勢を予想した人は多かったのではないか? その予想通りになった。

ボールを支配しテリトリー的には優勢ながらも、バルセロナはなかなか点が取れない。一方、レアル・マドリーはビニシウスが絶好調で、彼を止めなければならない対面の右SBがバルセロナは人材不足となれば、“相手にボールとテリトリーを譲って引いて待ち、ビニシウスへロングボールを送り走らせる”というシナリオになるのは必然で、アンチェロッティ監督もそうしてきた。

もちろん、このプランにはリスクがある。

自陣に招き入れれば、ゴールチャンスは自然発生する。それがあの24分のデストのノーマーク、ほぼゴールが空の状態でのシュートだった。昨季までならシュートしたのはメッシだったはずで、彼がいなかったからこそ成立したプランだった。

さらに、後半アクセルを踏み込まず、ポゼッションを重視して0-1を守る保守的な戦い方をしたのも、バルセロナの攻撃力を低く値踏みした結果だった、とみる。単独で得点してしまうメッシの零封はカンプノウでは「不可能」が昨季までは前提だった。よって、2点目を狙いに行った結果、同点に追いつかれても敵地での勝ち点1は悪くない、という割り切り方をしていたはずだ。

保守的なプランで計算通り先制し逃げ切ってしまったところに、現在の両チームの大きな差を感じる。

試合後のバルセロナの補強担当の言葉によれば彼らは「将来のためにチームを建設中」ということになっている。
昨夏はルイス・スアレスを、今夏はメッシとグリーグマンを放出。その代わりに入ったのはメンフィスを除けば、アグエロもルーク・デ・ヨングも余剰戦力となっていた選手で、「以前のようなレベルの高い選手も、決定力もない」(補強担当)というのは、その通りだ。が、その通りなのだが、「それを言ってはおしまい」という気もする。9月のバイエルン戦大敗後にはピケが「今の我われはこんなもんだ」とも言っている。

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