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サッカー フットサル コラム 2021年9月6日

Jリーグ組中心で戦うべきだったオマーン戦。予想以上のコンディションの悪さが招いた敗戦

後藤健生コラム by 後藤 健生
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冨安健洋はアーセナルへの移籍が決まったことでオマーン戦には合流ができず、次の試合地であるカタール・ドーハで代表と合流した。

ヨーロッパでも日本でも夏の移籍期間に当たったのだ。去就がなかなか決まらず、それに伴って出場機会が与えられない選手もいた。中国戦で復帰する冨安にしてもしばらく試合から遠ざかっているのは心配だ(冨安もオリンピック組なので良い休養になったかもしれない)。

要するに、8月の末から9月の上旬にかけて、ヨーロッパのクラブでプレーしている選手たちの中にはコンディションが万全でない選手も多いのだ。初戦ホームでイラクとスコアレスドローに終わった韓国も同じような悩みがあったのだろう。

しかも、日本国内での試合に参加するには時差を伴う長距離移動が必要となる。毎回のことではあるが、今はコロナウイルスの感染拡大に伴って入国後の自主隔離など、移動に伴う負担はいつもよりはるかに大きい(カタールに移動してからも検査結果が出るまでに時間がかかり、到着当日はトレーニングができなかったとも伝えられている)。

あらゆる意味で悪条件が重なっていたのだ。

しかし、そんなことは予選の日程が決まった時点から分かっていたことだ。森保監督も、当然コンディション・チェックはしただろう。だが、本当の意味でのコンディションはトレーニングだけでは分からない。いや、そもそも集合からの時間が短くて本格的なトレーニングを行うこともできなかった。

おそらく、森保監督は試合が始まってから「コンディションがここまで悪かったのか」ということに気付いて愕然としたことだろう。だが、ベンチの選手たちも条件は同じだった。セルティックで絶好調だった古橋亨梧も積極的なプレーはできなかった。古橋の場合は海外移籍してから代表の活動で招集を受けるのが初めてだったため、移動→集合→試合という作業に慣れていなかったのだろう。

どんな素晴らしい選手でも、コンディションが悪くては厳しい国際試合はできない。オマーン戦ではそのことを思い知らされたのである。この教訓を、今後にどう生かしていくのか画問題だ。

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