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サッカー フットサル コラム 2021年8月31日

絶好調の横浜F・マリノスを完封。鹿島らしい相手のストロングを消す守備戦術

後藤健生コラム by 後藤 健生
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狙いは明らかだった。

サイドバックとしては右は松原と小池龍太の2人が併用され、左はティーラトンが主だったが、最近はもともとMFだった和田拓也が起用されることも増えている。

あの5ゴールを奪った仙台戦も右は小池、左は和田が先発だった。そして、後半に松原とティーラトンが交代で起用されたのだが、その後、小池は1列前の右サイドハーフとしてプレーし、左の和田はボランチの位置に代わっていた。

そして、後半のアディショナルタイムも終わりに近い90+4分に横浜FMの5ゴール目が生まれたのだが、起点はセンターバックに入っていた岩田智輝からで、そこからサイドハーフの小池、ボランチの和田、そしてサイドバックの松原とつながり、松原のクロスを天野純が決めた。

つまり、左右のサイドバックで起用されている3人の選手がパスをつないで作ったチャンスだったのだ。

このサイドからの攻撃をどうやって止めるか。それが、これから横浜FMと対戦するチームにとってはテーマとなるはずだ。

第26節、横浜FMはアウェーでサガン鳥栖と対戦したが、ここでも横浜FMは4ゴールを決めて完勝した。そして、同日に行われた試合で首位を走っていた川崎フロンターレがアビスパ福岡に敗れたため、川崎と横浜FMの勝点差は1ポイント差に縮まり、さらに言えば得失点差も「+39」で完全に並んだのだった。

「この勢いなら、第27節にでも逆転の可能性あり」と多くの人達が思ったことだろう。

だが、第27節が行われた8月28日、まず14時からの試合が川崎は北海道コンサドーレ札幌に勝利して、この日の首位逆転はなくなった。内容的には札幌の方が良かったように見えたが、小林悠の活躍で川崎は勝利を手繰り寄せた。

そして、その夜に三ツ沢ではなく日産スタジアムで行われたホームゲームで、横浜FMは鹿島アントラーズに0対2で敗れ、川崎との差は再び4差に開いてしまったのだ。

鹿島は、見事に横浜FMのサイドを封じた。

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