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サッカー フットサル コラム 2021年8月24日

本当の勝負はこれからだ。攻撃力が魅力のビーチサッカー日本代表

後藤健生コラム by 後藤 健生
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そのルジニキ・スタジアムが目の前にそびえる、サッカー・ファンにとってもワクワク感のある場所に造られたのが今回のビーチサッカー・ワールドカップの舞台。ルジニキ・ビーチサッカー・アリーナなのである。

さて、日本代表は無事にグループリーグを突破した。最近、FIFA主催のワールドカップやオリンピックで、男女各カテゴリーの日本代表はすべてグループリーグ突破を果たしている。とくにビーチサッカーでは、2005年にそれまでの世界選手権大会がFIFA主催に移管されて「ワールドカップ」という名称になってからワールドカップは10回開かれているが、その間、日本代表は6大会でグループリーグを突破している。

つまり、日本代表にとってグループリーグ突破はノルマみたいなもの。これからが本当の戦いとなる。

各カテゴリーの世界大会で日本はグループリーグを突破しており、それは素晴らしい戦績なのだが、決勝トーナメントの初戦を突破できない場合が多い。2018年のロシア・ワールドカップのラウンド16でベルギーとの激戦で大逆転負けを喫したことは記憶に新しい。

先日の東京オリンピックでも、U-24日本代表は決勝トーナメント初戦(準々決勝)でニュージーランドに相手に苦戦。PK戦で勝ってベスト4には進出したものの、準決勝と3位決定戦に敗れてメダル獲得に失敗している。

グループリーグは勝ち抜けるものの、4試合目以降に力を発揮できない。それが、日本のサッカーの現在地なのだ。

ビーチサッカーの日本代表は、2年前のパラグアイ大会では準々決勝ではウルグアイを3対2の接戦で破り、さらに準決勝では同大会で優勝したポルトガルと3対3で引き分けてPK負けで3位決定戦に回っている。それだけに、ビーチサッカーの日本代表には他のカテゴリー以上に大きな期待をしてしまう。

とにかく、日本時間8月27日午前1時開始の準々決勝はぜひとも突破してほしいものだ。対戦相手は、グループBで勝点6を獲得し、得失点差でスペインを上回って首位通過したタヒチ。3試合で23得点を記録しているだけに好調そうだ。

日本代表は、2戦目までにグループリーグ突破を決めていたものの、最終ロシア戦でもメンバーを変更することなく戦った。フィクソ(DF)として欠くことのできない存在である監督兼任の茂怜羅オズがほとんどフル出場しているなど、準々決勝では疲労との戦いにもなる。中1日の過密日程の中でどれだけリカバリーできるかが課題になるだろう。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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