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サッカー フットサル コラム 2021年8月24日

本当の勝負はこれからだ。攻撃力が魅力のビーチサッカー日本代表

後藤健生コラム by 後藤 健生
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この日のロシアはやることなすことすべてがうまく回っており、たとえば15分にはGKのチュジコフのキックのバウンドが大きく変わって日本のゴールに飛び込むなど、日本にとって不運な失点も続き、第3ピリオドに赤熊が豪快なオーバーヘッド・シュートをきめたものの1対7という大差で敗れて2位通過となってしまったのだ。

もちろん、ロシア戦では不運も重なったが、パワーのあるロシア選手の寄せの速さに封じ込められてパスがつながらなかったし、早いタイミングでリスタートしてくるロシアのアップテンポな攻めにすっかり受け身に回ってしまっており、内容的にも完敗だった。

ロシアは2年前にパラグアイで開かれた大会では3位決定戦で日本を破ったチームだ。やはり強豪との試合では試合の入り方を失敗すると苦しいということだろう。

ロシア大会の会場はルジニキ・ビーチサッカー・アリーナ。2018年のFIFAワールドカップの決勝の会場となったルジニキ・スタジアムのすぐ南側にあり、モスクワ川の対岸にモスクワ大学を望むという素晴らしい立地だ。「ルジニキ」というのは「湿地」といった意味のロシア語で、モスクワ川が大きく蛇行している一角で、19世紀以来、ロシアにおける近代スポーツの発展の舞台となった場所だ。

1956年にはこのルジニキに巨大な「レーニン・スタジアム」が建設された。ソ連(当時)の国家的威信を示す、当時のソ連の独裁者の名を採って「スターリン様式」と呼ばれる太い列柱が立ち並ぶデザインの独特の外観が印象的なスタジアムだ。

レーニン・スタジアムは陸上競技場であり、1980年のモスクワ・オリンピックの時には10万人収容にまで拡張されてメインスタジアムとして使用された。また、ソ連(ロシア)代表の国際試合やUEFAチャンピオンズリーグ決勝など、サッカーのビッグゲームも数多く開催されてきた。

1991年のソ連崩壊後には革命の指導者レーニンの名がはずされて「ルジニキ・スタジアム」と呼ばれるようになり、さらに2018年のワールドカップ開催を前に陸上競技のトラックが撤去され、スタンドも全面的に改築されて、外観はそのままにまったく新しい近代的なサッカー専用スタジアムとなったのだ。

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