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サッカー フットサル コラム 2021年8月12日

名古屋相手に戦術力で完勝した横浜FC。中断明けのJ1リーグで台風の目になるのか?

後藤健生コラム by 後藤 健生
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この4人のアタッカーに対して、横浜FCはスリーバック(伊野派雅彦、韓浩康、ガブリエウ)で対抗した。守備の局面では両ウィングバックのマギーニョ(右)と高木友也(左)も戻って、名古屋の4人のアタッカーを5人のDFで見る形だ。そして、名古屋の「偽のツートップ」を3人のセンターバックが封じ込めた。もともと、CFタイプではない柿谷とガブリエル・シャビエルがトップに張っていたのだから、3人のストッパーにとってここを抑えることは難しい仕事ではなかったのではないだろうか。

4-4-2の相手に対して、3-4-3で守る場合には「両サイドをどのように守るか」という問題がある。この試合でいえば、名古屋の左サイドは前では相馬がドリブルを仕掛け、後ろから吉田豊が攻撃に参加してくる。右サイドでマテウスがは変幻自在に中央や左サイドにも顔を出し、その空いたスペースにサイドバックの宮原和也が上がってくる。

この両サイドを、横浜FCのウィングバックが1人で見ることになるとサイドが弱点となってしまう。しかし、横浜FCはシャドーストライカーの位置に入った松浦拓弥と松尾佑介が相手のサイドバックをしっかりとチェックしたのだ。サイドバックをこの2人が抑えたおかげで、横浜FCのウィングバックは相手サイドハーフに集中できたのである。

しかも、松浦と松尾の2人のシャドーは攻撃面でも大活躍を見せた。

9分の先制ゴールは、記録上オウンゴールとなったが、横浜FCが完全に名古屋の守備を切り裂いた見事なゴールだった。タッチライン沿いで松尾がドリブルし、中のレーンを駆け上がったウィングバックの高木にパス。高木がペナルティーエリア内をえぐって、中央に走り込んだ渡邉千真に出したパスが相手DFに当たってゴールラインを割った。

そして、33分の2点目はハーフライン付近でこぼれ球を拾った右シャドーの松浦が出した狙いすましたスルーパスを、抜け出した松尾が受けて、名古屋のGKランゲラックの動きを見てループシュートを決めたもの。好守で大活躍した松尾こそが、この試合のマン・オブ・ザ・マッチだった。

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