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サッカー フットサル コラム 2021年7月9日

川崎の「鬼プレス」は世界に通用するか?スペインやイタリアのプレスに見る戦術的緻密性

後藤健生コラム by 後藤 健生
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川崎フロンターレはその攻撃的スタイルで知られている。7月8日には、ウズベキスタンで開催されているAFCチャンピオンズリーグ東地区グループIでのライバル大邱(テグ)FCに3対1と快勝。5試合を終えて5戦全勝。得点23とその攻撃力を爆発させている。

だが、川崎の強さは攻撃だけではない。守備面でも切り替えの速さを武器としており、敵陣深くで相手ボールを奪い取って相手を自陣に入れさせない。そして、高い位置で奪ったボールをゴールに結びつけることで得点を量産しているのだ。

大邱戦の2点目も、右サイド、左サイドで攻め立てた後、脇坂泰斗からのボールが相手に引っかかったが、いったん持ち直して処理しようとした李根鎬(イ・グノ)から脇坂がボールを再び奪い取ってレアンドロ・ダミアンにつなげたものだった。また、大邱戦の前のユナイテッド・シティー(フィリピン)との試合でも、左サイドで長谷川竜也がプレスをかけ、相手がたまらずGKに送ったバックパスを狙っていた知念慶がカットして先制ゴールを決めた。

まさに、前線での速い切り替えとプレッシングが川崎の大きな武器になっているのだ。そして、人はそれを「鬼プレス」と呼ぶ。なにしろ、トップで点を取りまくっているレアンドロ・ダミアンが全力で相手GKにプレスを掛に行くのである。

その、Jリーグで猛威を振るう「鬼プレス」は、アジアの舞台でも相手にとっては大きな脅威になっているようである。

だが、上には上がある。それを痛感させられたのが、EURO2020の準決勝。スペイン対イタリアの試合だった。

前半の立ち上がりから、まさにプレスのかけ合いだった。

前からプレスに行くときには後方の選手も呼応してラインを上げて全体をコンパクトにしておく必要がある。そうでなければ、プレスがかかった時にロングキックを蹴り込まれてしまうからだ。プレスをかけ、最終ラインが押し上げて、相手がロングキックを蹴ればオフサイドを取れるようになれば理想的だ。

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