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サッカー フットサル コラム 2021年7月8日

縮まりつつあるトップチームとの“距離感”。クラブ一体で取り組む育成と強化【高円宮杯プレミアリーグWEST 京都サンガF.C.U-18×名古屋グランパスU-18レビュー】

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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若きアカデミー出身者が存在感を発揮していることも見逃せない。守護神の若原智哉。ディフェンスの中心に成長した麻田将吾。中盤で攻守に躍動する福岡慎平。そして、ここまで全試合に出場し、中盤アンカーの位置からチーム全体を掌握する川崎颯太に至っては、2年前までU-18でプレーしていた選手。実際にドイスボランチを組んでいた遠山は、その存在をこう語る。

「自分が1年の時に隣でやっていた人が、あれだけトップで活躍できて、点も決めていて、刺激というか、もう尊敬しかないですね。『尊敬している選手は誰ですか?』と聞かれたら、もう颯太くんっていつも答えています。でも、尊敬で終わるのではなくて、自分もそこに追い付かないといけないし、それを追い越すぐらいのレベルにならないといけないというのは自分でも思っています」。

「今はトップと近い距離感でやれていて、練習参加もさせてもらえますし、トップのチョウさんやコーチが我々の練習を見に来てくれたり、声を掛けてくれたりと、本当に恵まれた環境ですね」と話す志垣監督は、選手に対しても明確な意識づけを促している。

「そういう環境の中で常にけしかけているのは、例えば遠山には『川崎颯太はもう憧れの存在ではないよ。彼はライバルだよ』と。先週GPSを付けて試合をした時に、川崎颯太が最近12キロから12.5キロ走っている中で、遠山が確か11.8キロだったので『まだ足りないね』と。FWの勝島新之助にしても『オマエのライバルはピーター・ウタカだぞ』と。『あそこからどうポジションを取るか、考えながらプレーしなきゃダメだ』と。もちろんウタカにはウタカの良さがありますし、勝島には勝島の良さがありますけど、そういう投げ掛けも、トップが近い存在になったからこそできることだとは思いますね」。

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京都サンガには確固たる育成の歴史がある。現在、U-18のコーチを務めている小原昇は、チームが2001年にJユースカップで初めて日本一を獲った時のストライカー。完全復活を遂げつつある宮吉拓実や久保裕也は、高校卒業を待たずにトップチームへと昇格していった。その伝統がある意味で“外的要因”をさらなる追い風に、新たな形で積み上がる予兆を見せているのも、非常に面白い。

「これからトップに上がれるか上がれないかが懸かってくる時期なので、トップの練習や練習試合にも行きたいですし、自分のプレースタイルや特徴を出して、チョウさんとかトップのスタッフの人に認めてもらって、まずはサンガのトップに上がるというのが目標です」。今後の目標を問われた遠山が、『チョウ監督』ではなく、『チョウさん』と口にしたあたりに、今のU-18とトップチームの距離感が滲む。彼らの“あと少し”がどういう形で埋まっていくのか、楽しみは尽きない。

文 土屋雅史

高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ2021 第9節

【ハイライト】京都サンガF.C. U-18 vs. 名古屋グランパスU-18|高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ2021 第9節

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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