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サッカー フットサル コラム 2021年4月19日

間近に迫った東京五輪サッカー競技のドロー。各国の実力が図りがたい、過密日程の過酷な大会

後藤健生コラム by 後藤 健生
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なにしろ、2021年夏にはこちらも延期になったEURO(ヨーロッパ選手権)が予定されているのだ。どう考えても、EUROに出場した選手をオリンピックにも招集することをクラブが許可するとは思えない。オリンピックの決勝戦は8月7日であり、ヨーロッパのクラブにとっては2021/22シーズン開幕直前なのだ。そんな時期に猛暑の日本で戦って疲労を蓄積してしまってはシーズンでのパフォーマンスに悪影響を与えることは目に見えている。

従って、日本としては相手の名前にリスペクトを払いすぎる必要はない。なにしろ、先日の親善試合では優勝候補の一角アルゼンチンと互角に渡り合ったのだから……。

なお、ワールドカップなどではグループAに入ると大会後半の日程に余裕があるので有利になるが、オリンピックの場合は、準決勝から決勝の間を除いてすべての試合が中2日の連戦という超過密日程なので日程上のアドバンテージはない。ただ、日本はグループAのナンバー1の位置に入るので、グループリーグの間の移動距離は短くてすむ(グループリーグ中は東京 → 埼玉 → 横浜)。

ちなみに、女子の組分け抽選も男子と同時に行われるが、こちらはフル代表による大会のなのでポット分けはFIFAランキング順で行われることになっている。しかし、FIFAランキング2位のドイツと4位のフランスは前回の女子ワールドカップの成績によって東京大会の出場権を失っているのが注目点だろう。従って、ポット1は日本のほか、アメリカとオランダが入っている。

また、女子の場合も日本は開催国としてグループEのナンバー1のポジションに入ることがすでに決まっている。少なくともグループリーグではランキング首位のアメリカと3位のオランダとは当たらないわけだ。また、グループEに入ると初戦と第2戦を涼しい札幌で戦うことができるのは、大きなアドバンテージとなるだろう。

7月開幕のオリンピックまではすでに100日を切っている。本当に開催できるのか、予断を許さない情勢だが、とりあえず21日のドローには注目したい。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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