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サッカー フットサル コラム 2021年4月5日

代表での活躍で自信が漲った山根視来のプレー。A代表とU-24代表が共鳴し、それがJリーグにも拡散

後藤健生コラム by 後藤 健生
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タッチライン沿いのオーバーラップもあるが、中のスペースを使って攻撃参加し、右サイドアタッカーの家長昭博や攻撃的MFである脇坂や田中との間でパス交換を行い、そして最終的には内側のコースを通って相手のペナルティーエリア内に進出してフィニッシュに加わることができる選手だ(先日の韓国戦での得点シーンなど、その通りのプレーだった)。

すでに、昨年からずっと「代表に選ばれて当然」の活躍をしていたのだ。

だが、第7節の“代表帰り”のプレーを見ていると、代表での経験、そしてそこで結果を出した自信によって、山根はさらに一回り成長したように見えた。

パスを受ける瞬間に相手が間合いを詰めてきても、ちょっとしたフェイントや小さなターン一つで相手のマークをはずす落ち着きぶり。そして、その後の判断の速さ……。前線の選手の足元に付けるボールの速さや正確性も一段と増したように見えた。

まさに、「代表選手」になったことによってプレー自体も代表に相応しいものに近づいたのだ。“地位が人を作る”というが、“代表という地位”は選手を成長させるものなのだろう。

一方、72分、すでに勝敗の行方が決まりかけた時間帯に“慣らし運転”のために出場した田中碧は、U-24代表で好パフォーマンスを見せたことによる余裕もあったのだろう、100%に力を出すわけでなかったが、それでも77分にプレスをかけてボールを奪ったり、82分には3人に囲まれながら、フェイントで打開してボールを味方に展開したりと、好調さを垣間見せていた。

一方、U-24代表のアルゼンチンとの第1戦で先発しながらも見せ場を作れなかった三笘はこの日は、代表での生き残りのために結果を出そうという意欲に漲っており、飄々とプレーする普段のスタイルをかなぐり捨てて得点に執着し、39分にはFKからのこぼれ球を思い切りボレーで叩いて先制し、後半は相手ボールを奪って、レアンドロ・ダミアンに任せてもいいところを強烈に決めてみせた。

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