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サッカー フットサル コラム 2021年3月16日

楽しみな日韓戦、実力は伯仲。韓国ともっと交流すべきではないか

後藤健生コラム by 後藤 健生
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日本語で発信をしていると、読者は日本人に限られる。もし、僕が英語やスペイン語で記事を書いていたとすれば、世界中の人に読んでもらえるわけである。たとえば、アルゼンチンと対戦して、アルゼンチン代表のことを書いたとしても、アルゼンチン人には読んでもらえないわけである。

ところが、韓国には日本語を理解できる人がたくさんいる。1990年代だと、日本統治時代に日本語で教育を受けた年配の人がまだまだお元気で、元韓国代表選手だったおじいさんたちに日本語でインタビューをしたことも何度かある。

そして、翻訳ソフトが出回って、若い人たちにも僕の記事を読んでもらえるようになったのである。

そのインタビューで「後藤さんにとって、夢は何ですか?」と聞かれたので、「ワールドカップ優勝」というのではつまらないと思って、僕はこう答えた。

「韓国代表に5連勝すること。ワールドカップ優勝よりも難しいと思うけど……」と。

これは、あちらで相当にウケたようである。

本心でもある。ワールドカップ優勝は(僕の目が黒いうちかどうかは別として)いつかは実現できると思う。だが、韓国相手に5連勝はまったくの至難の業だと僕は思う。

僕は、これまでに日本と韓国の試合を(数え間違いがなければ)36回観戦した。フル代表同士の試合だけで、である。

最初は1967年10月7日のメキシコ・オリンピック予選だった。フィリピン、台湾、レバノン、南ベトナムに日韓両国を加えた6チームによる総当たりで首位のチームだけがオリンピックに出場できる。

日本は初戦でフィリピン相手に15対0で大勝。その後も勝利を重ね、日韓両国とも3戦全勝で対決の夜を迎えた。国立競技場は雨が降っていて、泥沼のようなピッチだった。

前半は日本が2対0でリード。終了間際にもビッグチャンスがあったが、劣悪なピッチでボールが不規則バウンドしたため、八重樫茂雄のシュートは膝のあたりに当たってはずれてしまう。2対0のまま始まった後半は点の取り合いになり、試合は結局3対3の引き分けに終わる。終了間際には韓国のシュートが日本のゴールのクロスバーを叩く場面もあった。

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