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サッカー フットサル コラム 2021年2月16日

スペイン人監督は日本人向き? J1浦和の監督に就任したリカルド・ロドリゲスに注目

後藤健生コラム by 後藤 健生
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しっかりと相手を分析して、選手の立ち位置まで細かく修正。しっかりと勝点を積み重ねていく現実主義的な監督だ。まずは残留。そして少しでも順位を上げていこうという、今の清水にとってはまさにうってつけの監督のような気がするのだ。

ロドリゲス監督とロティーナ監督。2人はいずれもスペイン人監督だ。

Jリーグでは外国籍監督と言えば、これまで圧倒的のブラジル人監督が多かった。また、旧ユーゴスラビア諸国出身の監督も、あのイビチャ・オシム監督をはじめ数多く活躍してきた。そんな中で、ロドリゲス監督とロティーナ監督の活躍もあって、次第にスペイン人指導者の注目が集まるようになってきている。

徳島は、ロドリゲス監督退任の後に、やはりスペイン人のダニエル・ポヤトス監督を招聘した(新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、ポヤトス監督がいつ来日できるのか見通せなくなってしまったのは大誤算だったが)。

そういえば、フットサルのFリーグでもスペイン人指導者が活躍している。

Fリーグの“絶対王者”的存在である名古屋オーシャンズでは、現在スペイン人のフアン=フランシスコ・フエンテス監督が指揮を執っているが、非常に堅実な試合を展開しており、2020/21シーズンの終盤を迎えているFリーグでは、2月14日現在19勝1分1敗という圧倒的な成績を残してすでに優勝を決めている。また、ペスカドーラ町田も今シーズンからやはりスペイン人のルイス・ベルナット監督が指揮を執っており、若手選手をうまく使って躍進した町田は3位につけている。

Jリーグでは、これからもスペイン人監督がさらに活躍していくのだろうか? また、スペイン人監督は日本人にとって相性が良いのであろうか?

たとえば、スペイン人には戦術的なサッカーをする監督が多いが、そのあたりが日本人選手に合っているのかもしれない。もちろん、イタリア人も非常に戦術的な指導をするが、イタリアの戦術というのは非常に特殊な進化を遂げており、イタリア人同士ならすぐに理解できるところでも(日本人だけでなく)外国人には伝わりにくいところがある。そのあたりで、スペイン人監督の始動の方が分かりやすいのかもしれない。

いずれにしても、ロドリゲス監督とロティーナ監督の今シーズンの活躍に注目していきたい。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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