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サッカー フットサル コラム 2020年12月9日

誹謗中傷は絶対に許されない。醜悪な概念を一掃せよ

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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 ブラック・ライヴズ・マター

ブラック・ライヴズ・マター

わたしが報道を生業とした40年ほど前、原稿はほぼ、いや100%手書きだった──。

PCもワープロもない……そうだ、お若い皆さんはワープロ、ワード・プロセッサー(文書作成編集機)も「なにそれ?」だろう。ちょっとしたタイムスリップ。歳はとりたくないものだな。

手書きの原稿では、編集者泣かせの作家やライターも少なくなかった。文字のクセが強すぎて、判読不能。確認のために電話をすると、「俺の字が汚ねえとでもいうのか」と逆ギレされるケースもしばしばあった。心のなかで「実際、汚いじゃん」と訴えても、口に出せるはずがない。

句読点や改行の位置を少し変えるだけでもクレームをつけられ、よかれと思った加筆修正が失礼に当たるってことも学んだな。

また、情報伝達網がいまほど整備されていなかったため、原稿のやり取りは手渡し、もしくは郵送だった。東京の会社から鎌倉、鎌倉から江の島、江の島から帰社というスケジュールを電車でこなす。移動のお供は読書かウォークマン。ひょっとしてウォークマンも知らない? サクッと検索してみよう。

そうそう、検索の手段も新聞だったり、国会図書館に手がけて文献を探しまくったり、とにもかくにも手間がかかっていた。不便だったのかもしれないが、あらゆる手段を使って調査し、必要以上の情報を収集する癖は、その当時からの名残なのだろう。

いま、便利な時代になった。

プレミアリーグとラ・リーガは毎節全試合チェックできる。セリエAとブンデスリーガも多くの試合が生配信され、各クラブの情報伝達サービスも日進月歩だ。だからこそ、注意しなくてはならない。

近ごろ、悪意が充満してきた。無関係の人間をSNSなどで徹底的に攻撃する。

「きのう、俺を称賛していた人が、翌日には口汚く罵る。顔が見えない意見には耳を貸さないことだ」

マンチェスター・ユナイテッドのオディオン・イガロが語ったように、SNSを悪用する人間は無視するしかないのだろうか。

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