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サッカー フットサル コラム 2020年11月20日

再開されたACLグループステージ。有利な立場で戦えるJリーグ勢に期待する

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ただ、出場する3チームはFC東京が4位に着けているが、横浜FMが7位、神戸は11位とJ1リーグでは低迷している。いずれも11月18日時点での順位であり、3チームは他チームより消化試合数が多いことを考えれば、実際の順位はさらに下がる。

ただ、3つのクラブがJ1リーグで勝ち切れていないのは、一言でいえば対戦相手に分析・研究され、対策を講じられてしまっているからだ。Jーグには対戦相手のストロングポイント、ウィークポイントをしっかり分析して、相手の良さを消すために戦術的な準備をして挑んでくるチームが多い。相手が昨年の優勝チームであれば、当然、徹底的に分析される。だからこそ、「Jリーグ連覇」というのは難しいのだ。

横浜FMも「横浜対策」に苦しめられた。

アンジェ・ポステコグルー監督が導入した超攻撃的サッカーによって昨年のJリーグを制した横浜FMだったが、両サイドバックがインサイドハーフの位置にまで上がって攻撃に参加する“超攻撃的サッカー”には当然、弱点もある。

サイドバックが上がった裏にはスペースが生まれるので、そこにロングボールを蹴り込めば横浜FMのDFは自陣まで戻らなければいけなくなる。上下動を繰り返すことによって、サイドバックは消耗し、攻撃力も弱体化する。

流動的なポジション取りをする横浜FMの攻撃陣の動きに守備側が付いて動くとバランスを崩されてしまう。そこで、守るときには相手選手の動きに付くのではなく、横浜FMがパスを入れてくるスペースを消して守る……。それが対策だ。

横浜FMとしてはDF陣が上下動を繰り返さなくてもすむように、前線でプレッシャーをかけて相手ボールを回収したいのだが、そのためには前線での運動量が要求される。そして、それは日本の夏の猛暑の中では実践するのが難しい。さらに、今シーズンは超過密日程が横浜FMにとっての“最大の敵”となってしまった。

しかし、ACLで対戦する中国や韓国のチームがJリーグのように緻密に相手の良さを消すサッカーをしてくるとは考えられない。

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