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サッカー フットサル コラム 2020年10月28日

ウェストハム上層部の愚行!現場の承諾を得ず有望株を放出

粕谷秀樹のOWN GOAL,FINE GOAL by 粕谷 秀樹
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デイヴィッド・ゴールド(左)/ カレン・ブレイディ(中央)/ デイヴィッド・サリバン(右)

デイヴィッド・ゴールド(左)/ カレン・ブレイディ(中央)/ デイヴィッド・サリバン(右)

7連敗もありうる。

デイビッド・モイーズ監督の早期解任も考えられる。

9月9日の当コラムで、筆者はウェストハムの危機を煽った。なぜなら、対戦カードがあまりにも理不尽だったからだ。ニューカッスル、アーセナル、ウォルヴァーハンプトン、レスター、トッテナム、マンチェスター・シティ。強敵ばかりだ。

案の定、開幕から2連敗。ところが、モイーズが新型コロナウイルスに感染して欠場を余儀なくされたウォルヴァーハンプトン戦とレスター戦で連勝。続くトッテナム戦は16分で0-3という大敗ムードだったが、残り8分から3点を取り返して引分け。さらにシティ戦でも1ポイントを拾った。2勝2分2敗は悪くない。

ただ、現場と上昇部の心は乖離している。発端は、グレイディ・ディアンガナのウェストブロム移籍である。ウェストハム・ユースで育ち、このクラブのアイコンとなるはずの若者を、いずれはイングランド代表のエースになるとまで期待される有望株を、上層部は1800万ポンド(約24億7000万円)で手放してしまった。

キャプテンのクレイグ・ノーブルがSNSで怒り、悲しみを綴ると、デクラン・ライス、ロバート・スノッドグラス、イサ・ディオップ、ダレン・ランドルフ、アルトィール・マスアク、さらにジャック・ウィルシャー(現フリーエージェント)もリツィートで共感を示した。

しかもディアンガナの放出を、モイーズは知らされていなかったという。現場をあずかる者にすれば、「やってらんねえよっ!」である。

元来、ウェストハム上層部の評判は芳しくない。デイヴィッド・ゴールドとデイヴィッド・サリバンの両オーナー、カレン・ブレイディ副社長は強化に消極的だ。コロナ禍とはいえ、今夏の獲得選手もウラジミール・ツォウハル、サイード・ベンラーマのふたりだけ。昨シーズンは命からがらの残留(16位)だったのだが……。

また、有力紙『テレグラフ』には、「練習施設が劣悪であるにもかかわらず、設備投資を怠っている」「スカウト網がまったく整備されていない」など、他クラブに大きな後れを取っていることを明らかにされた。

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