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サッカー フットサル コラム 2020年10月20日

名古屋の善戦に見る「川崎対策」。相手の良さを消すサッカーこそがJリーグの特徴

後藤健生コラム by 後藤 健生
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そうした意味で、名古屋の攻撃は他のチームにとっても参考になるのではないか。金崎のポストプレーとか、マテウスのドリブルといった個人能力を前面に押し出し、川崎のプレッシャーを掻い潜りながら攻めた名古屋の戦略が功を奏したといっていいだろう。そうした、戦略性を持って戦えば、川崎に対して攻める場面も増やせるのではないか。

昨年のJ1リーグで優勝した横浜F・マリノスだが、今シーズンはなかなか上位に上がれないでいる。各チームが横浜の超攻撃的なサッカーの弱点を研究して、スペースを埋めて守り、そして攻撃参加してくるサイドバックの裏を狙うロングボールで攻撃を仕掛けた。その結果、横浜の良さが消されてしまったのだ。相手の良さを消して戦う……。それが、Jリーグというリーグの特徴だ。 

おそらく、これから終盤戦にかけて、対戦相手はさまざまな「川崎対策」を立てて臨んでくることだろう。そういう中から、どんな「対策」が有効なのかも見えてくる。そして、来シーズンにはどのチームも有効な「対策」を身に付けてくるはずだ。

そうした「対策」に川崎がどうやって対抗していくのか……。そうやって、この国のサッカーは進化していくのである。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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