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サッカー フットサル コラム 2020年9月18日

大分戦で見えた収穫と課題とは……。若手選手を多数起用したFC東京・長谷川監督

後藤健生コラム by 後藤 健生
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FC東京の下部組織の充実ぶりを示すメンバー表だろう。

そのほか、この試合ではメンバーに入っていなかったが、20歳の「HG」組、MFの平川怜も9月12日のヴィッセル神戸戦で交代出場している。

もっとも、大分戦は若手選手たちとってほろ苦い思い出となってしまった。大分に先行されたFC東京は懸命に追いにすがったものの、2対3のスコアで敗れてしまったからだ。とくに、守備面では大きな課題が残された。

前半のFC東京は、若いメンバーが多かったためか、非常に慎重だった。相手の大分はサイド攻撃を得意としており、守備の時には3−4−3だが、攻撃の局面になるとボランチの島川俊郎が最終ラインに下がって4バックに変化。両ウィングバックの高山薫(右)と松本怜(左)が高い位置に張って攻撃をしかけてくる。FC東京もそれは百も承知。両サイドバック(中村拓と小川)に加えて、左右のサイドハーフ(ディエゴ・オリヴェイラとレアンドロ)。そして、MFが絡んでサイドの守備をしっかり構築。途中で選手の並びを微調整しながら守り切って、互いにビッグチャンスをつかむことなくスコアレスでハーフタイムを迎えた(もっとも、大分がたとえば川崎フロンターレのように多くの攻撃の引き出しを持っているチームだったら無失点ではすまなかったろう。意識がサイドに集中した分、中央に大きなスペースができてしまったからだ)。

後半も、両チームともに交代なしで前半のままの展開が続いた。

だが、53分に一度は大分の攻撃を凌いだ後、MFのアルトゥール・シルバが無理にパスをつなごうとしてボールを失い、大分の松本に先制ゴールを決められてしまった。

すると、FC東京のブラジル人アタッカーたちが大きく動いて攻撃を活性化し、前半とは打って変わった点の取り合いとなり、結局、2対3で大分が競り勝つこととなった。

先制されたFC東京がメンバー変更も含めて攻撃に移ったのは当然としても、そうなるとどうしてもサイドの守備が手薄となってしまい、82分、85分と連続して大分に狙い通りの形でのビューティフルなゴールを決められてしまった。

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