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サッカー フットサル コラム 2020年9月7日

後半立ち上がりに勝負をかけた判断力。天候まで読み切ったかのような川崎の勝利

後藤健生コラム by 後藤 健生
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J1リーグの第14節。横浜F・マリノスと川崎フロンターレの「神奈川ダービー」は、今後の優勝争いの行方をうかがう意味でも注目されるカードだった。

昨年の王者、横浜FMは前節終了時で6位と出遅れていた。最大の問題点だった得点力不足が解消されてからは調子が上向きだった。8月19日の第11節の清水エスパルス戦に4対3で勝利すると、その後も複数得点での勝利を続けていた。

その立役者は、柏レイソルからレンタル移籍で獲得したジュニオール・サントス。横浜の攻撃は強引なボックス内に走り込んでくる味方にピンポイントでパスを合わせるという形が多かったが、個人能力を生かして突破力を生かすジュニオール・サントスが入ったことで攻撃の幅が大きく広がった。

もちろん、ヴィッセル神戸戦で2点のリードを守り切れなかったことでも明らかなように守備面の不安は残っているが、もともとアンジェ・ポステコグルー監督が目指していたのは超攻撃的なサッカーなので、とりあえず得点力が上がってきたことはポジティブなことと言ってよいだろう。

その横浜FMの攻撃力が、首位をひた走る川崎相手にどこまで通用するのか。それが、最初の焦点だった。

川崎の守備陣は強力だ。中間スペースを使ってパスを回すのがうまいチームなので、危険なスペースを見極める能力も高い。

また、ストッパーの谷口彰悟は個人的な守備能力も高いし、パスをつないで攻撃の起点にもなれるきわめて優秀なDFだ。だが、問題は川崎のDFには「パスをつなぐ」という意識が高く、そのチーム・コンセプトにこだわりすぎて無理につなごうとする場面がある。とくに谷口と組むジェジエウのパスの精度には不安もある。

そういうDFからのパスをいい位置でカットできれば、横浜FMにもチャンスが生まれるだろう。横浜は攻め込んだ後も攻め残りの選手を残しておくから、川崎のパスをカットできれば一気に相手ゴール前にボールが送り込まれ、何人かの選手が絡んでチャンスに結び付けるっことができるだろう。

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