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サッカー フットサル コラム 2020年8月19日

来年秋のプロ化を控えたなでしこリーグ。上位4チームの激しい優勝争いはまだまだ続く

後藤健生コラム by 後藤 健生
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エンゲルスは横浜フリューゲルスが消滅を迎える最後のシーズンに天皇杯を獲得した時の監督で、浦和レッズなどでも監督を務めている。なでしこリーグでJ1リーグで監督経験のある指導者を迎えるのは珍しいことだけに大きな注目を集めたのだ。

神戸は、まだ上位チームとの対戦がないが、これまでのところ5試合で3失点と守備の堅い印象の試合をしている。だが、かつてのなでしこジャパンの不動のアタッカーだった川澄奈穂美の復帰が決まり、岩渕、田中に川澄も加わって、これから次第に攻撃も強化されていくことだろう。

昨年までの絶対女王のベレーザは明らかに出遅れている。

開幕節ではノジマステラ神奈川相模原に粘られて、後半追加タイムにDFの土光真夜がロングシュートを決めてようやく1対0で勝利。さらに、第4節の新潟戦では0対2とリードされたが、89分、91分の得点で同点に追いついている。

その粘り強さには脱帽せざるを得ないが、田中美南が抜かれたせいか、攻めている割に得点ができずにベレーザは苦しんでいた。しかし、第5節でC大阪堺に10ゴールを叩き込んで快勝しただけに、今後は決定力不足も解消するかもしれない。

その他では、開幕節でベレーザを苦しめ、第5節で神戸と引き分けたノジマの粘り強いサッカーも注目だ。こちらは、かつて長くカマタマーレ讃岐で監督を務めた北野誠が今シーズンから監督に就任。北野監督はその経験を生かしてシステム変更を駆使して上位を脅かしている。今後も、優勝争いを続ける上位陣にとっては厄介な相手となっていくことだろう。

来年のプロリーグ(WEリーグ)発足を前に、上位4チームが激しい優所争いを繰り広げるなでしこリーグにも大いに注目したい。

文:後藤健生

後藤 健生

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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